現代の車と違って、圧倒的なエレガンスとラグジュアリーを内包するクラシックカー。某ファッションデザイナーもその美しさに惚れ込み、自身のデザインソースとして、趣味として膨大な数のクラシックカーをコレクトしていることはあまりにも有名だ。しかし、このクラシックカーを日本で見る機会は極めて少ない。現に維持するのにお金が膨大に掛かるし、状態の良い車を探し出しても大変に高価。僕たちにとって気軽に乗れる車ではなく、もはや“技術遺産”と言ったところだ。
そんな“技術遺産”に乗り、日本各地の世界遺産や文化遺産を巡るというイベント『ラリーニッポン』をご存知だろうか? 2009年にスタートし今年で4回目となるこのイベントは、昨年からは観光庁の支援もスタートするなど、目下のところ注目を集めるクラシックカーのイベントだ。今年は11月3日(土)〜11月6日(火)に開催。1974年以前に製造された車両を所有する全国の“好き”者たちが一堂に集結した。
今回のスタート地点は世界遺産、京都の上賀茂神社。そこから4日間掛けて、京都の東福寺や福井の一乗谷朝倉氏遺跡、長野県の諏訪大社、鎌倉の鶴岡八幡宮など各地の世界遺産や文化遺産を巡りながら、ゴールとなる靖国神社を目指すというもの。雅楽奏者の東儀秀樹さんを始めとした参加者たちは、それぞれに磨きをかけたクラシックカーとともに長い道のりを走りきった。
英国紳士の御用達ブランド、[ダンヒル(dunhill)]はこの大会に全面的に協賛。大会運営はもちろん、「ダンヒル 銀座店」ではこのイベントを記念したポロシャツ(24,150円)を発売するなど、“技術遺産”であるクラシックカーと、地域の守るべき宝ものである文化遺産を繋ぐラリーニッポン2012をサポートした。日本の文化を守り、育んでいくために、クラシックカー好きでなくとも支援していきたいイベントである。
【問い合わせ先】
ダンヒル リシュモン ジャパン
tel.03-4335-1755
dunhill.com