シーズンテーマは”Innocent Incense”。

シーズン毎にテーマを設定し、それに沿ったオリジナルのストーリーをイラストやコミックという方法で表現してきた同ブランド。

今季は、小説家の藤田祥平とタッグを組み、オリジナルの小説を作成。小説には、ストーリーの内容に沿った写真がいくつも登場し、これらはフォトグラファーである井崎竜太郎の撮り下ろし作品。

「弱小レーベル」を率いている語り手は、日課のbandcamp漁りで有望な新人を見つけ、契約を結ぶ。まだ、二十歳そこそこの男。

語り手はEPをプレスし、ライブを斡旋する。そうして軌道に乗り始めた矢先、新人は音楽をやめると言い残し、東京の街に消えた。

2年の空白ののちにふたりが再会したとき、彼は語り手にむけて、真実にまつわるふしぎな夢／現実のできごとを語りはじめた。

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