まるで長年着古したかのように、まだらでクセのある色落ち。袖、裾のリブのほつれ加工。そして胸元に配されたロゴの滲み方といったディティールに至るまで、ぬかりない拘りを感じさせる表面。デニムを知り尽くしたDIESELだから再現できる、どこを取っても完成度の高い、正真正銘のデニムジャケットだ。
しかし裏返すと表れるのは、ペールブルーのサテン生地。男らしい印象の表面から、カジュアルなでありながらほどよい上品さを持つジャケットへ様変わりする。また胸元にはブランドの歴史を表す“1978”、左手のアームにはスターのモチーフが施されるなど、同ブランドのアイデンティティは健在。気分やシーンによって使い分けを楽しむことができる。
様々なブランドから春物アウターがリリースされる中、去年に引き続きスカジャンがブームの様子。でもやはりデニムジャケットも気になる…という、男のわがままを一度に解決してくれるこんなアイテムも面白いかもしれない。