『Dazed & Confused』誌などを発行するDazedグループの創設者で、エディトリアルディレクターであるジェファーソン ハック(Jefferson Hack)が、BOF(The Business of Fashion)のインタビューにて興味深い発言をしたと話題になっているようです。
それとは「古いメディアの形式は現在凍結状態に陥っており、月刊ファッション誌やシーズントレンドのようなものは終焉を迎えている」との発言で、デジタル文化は絶え間なく流れており、それに順応するか、または恐竜のように滅亡するかのどちらかしかない、と月刊誌の存在意義を問うもの。
確かに情報化はスピードアップし、月刊の発信でファッション情報を世に伝えることには無理が生じてきているのは事実。彼が語るように「Webは即時性の高いもので、雑誌は残しておく記憶的な側面がより強くなり、記念品的なものになる」のは確実で、ニッチやインディペンデントであることが求められる気がします。
ただ、写真のクオリティ・企画や構成力・雑誌のブランド化などにまで話が及ぶとまた話が変わってくる気もしますが…。
さて、日本における月刊ファッション誌は今後どんな風に変貌を遂げていくのでしょうか?
BoF Fashion Pioneers: Jefferson Hack from The Business of Fashion on Vimeo.