ニューヨーク34丁目の百貨店メイシーズ(Macy’s)にある、ステップ部分が木製で世界最古とも言われているエスカレーター。
近々敢行される大規模なリノベーションによって消えてしまうのか、それとも歴史的遺産として残すべきか、さまざまな意見が飛び交っているようですが、残すのが難しくなるような事件が起こってしまったようです。
NYポストによれば、このエスカレーターが4歳の男子の指を切断してしまったんだそう。この子が、3階のエスカレーターに乗っていた時に落としたペットボトルを取ろうとして指をはさんでしまい切断。幸いなことに、医者の手で彼の指をつなげることはできたそうですが、エスカレーターに乗れないという精神的外傷が残り、少年の母親は木製エスカレーターの排除を求め、それをメイシーズ側が承諾したため現在は使えなくなっているんだとか。
確かに古い器具なので、安全面に多少問題があるのは否定できませんが、全面的にエスカレーターが悪いとは言い難い雰囲気。母親が注意していれば、事故は免れられた可能性もありますよね。
こういった事故ひとつで歴史的な建造物が儚く消えてしまうのは残念なので、注意して使って、大事に遺して欲しいものです。
[via:Racked]