音楽をバックボーンに活動を続けてきた人気ブランド『ビバップ(BEBOP)』が、独立を機に『ブフト(bukht)』として再出発。「海、旅、出会い、そして音楽から生まれる洋服作り」「アバンギャルドとトラディショナルな発想の融合で生まれる洋服作り」をブランドコンセプトに掲げ、2012年春夏コレクションを公開した。
砂漠地域において日常はもとより、旅路で多くの人々に重宝され愛される存在である「良質なラクダ」を意味する同ブランドの2012年初夏シーズンは、ディレクター橋本哲也氏がインドネシアで偶然出会ったというリネン100%のジャガード生地、日本国内でインディゴ染色したニットなど、生地からこだわったアイテムが多数ラインナップ。オリーブやオフホワイトなどの枯れた色調のなかに、差し込まれた鮮やかなレッドやイエローが印象的なコレクションとなっている。また、ショーツ、シャツはともに1万円台と手の届きやすいこなれた価格に仕上げている点にも注目だ。
記憶にある昔のインポートブランドのように、毎回何が出てくるか分からない―――そんな自由な雰囲気を持つこのブランド。今後の展開にも期待したい。