音楽とお酒を愛する全国の酔いどれ達に贈る哀愁アンセム。BENBE”NANCY WHISKEY”がTHA BLUE HERB RECORDINGSからリリース

by Keita Miki

2014年夏に結成された札幌在住の4人編成によるフォークバンド、BENBE。彼らの7インチ”NANCY WHISKEY”が2020年2月5日(水)にTHA BLUE HERB RECORDINGSからリリースされる。

”伝える事はしたくない、無理に訴える様な事もしたくない。ただ、イヤホンから、はたまたカーステレオなんかから、何気なく聴こえる音楽でありたい。”という独自のスタンスで日々札幌で活動を続けるBENBEだが、本楽曲はILL-BOSSTINOが惚れ込んだ”音楽とお酒を愛する全国の酔いどれ達に贈る哀愁アンセム”。

以下のILL-BOSSTINOからのメッセージもチェックしつつ、発売の日を楽しみに待つとしよう。

BENBE ”NANCY WHISKEY”

2020年2月5日(水)リリース
品番:TBHR-046
レーベル:THA BLUE HERB RECORDINGS
フォーマット:7インチ(国内プレス、E式ジャケ付、45回転、初回生産分のみの限定盤)
価格:1,500円 + 税

■収録曲
SIDE A:NANCY WHISKEY – MAIN
SIDE B:NANCY WHISKEY – DUB HANGOVER(Mixed by KAZUYUKI ”BOSS” SHIMIZU)

from ILL-BOSSTINO

BENBE……。この名前をよく聞くようになったのはいつ頃からだっただろう。いつしか札幌のアンダーグラウンド、それもとことんまで夜を遊び倒す強者の遊び人界隈ではマストな存在になっていた。俺自身も何気に居合わせたパーティーがいよいよ深まった朝方に初めて遭遇したのだが、既に彼等を知っていた信頼している周りの音楽好き達の沸きっぷり、メンバーの風貌や佇まいに一気に引き込まれていったのを憶えている。そして最後にやったこの曲に1発で撃ち抜かれてしまった。この曲は、久々に現れた、夜しか泳げない酔いどれ達のアンセムになり得る予兆を、ここから新しく何かが始まる予感を引き連れていた。そしてそこに居合わせた皆に、ジャンルなどの分け隔てなく、それらの予兆や予感を容易に気付かせ、笑顔にさせ、踊らせる、そんな楽天的な親しみやすさに満ちていた。この曲が終わると、俺も例外なく、このフックを口ずさみ、混雑するカウンターに向かって普段は飲まないウィスキーをロックで頼んでいた。それも無理なく、いたって自然に。まるで魔法にかかったかのように。

飲みながら、酔いに身を任せながら、俺は考えていた。絶対にこの曲が好きであろう、絶対にこの曲を好きになるであろう、これまで出会ってきた、グラスを重ねてきた音楽と酒を愛する各街の酔いどれ達の事を。この曲は遠くまできっと届く。そしてその街でも、否、どの街でも、曲が終わる頃にはきっとフックを口ずさみ、カウンターに向かってウィスキーを頼む奴がいるはずだ。

寒さ極まる冬の底、派手に暖まるにはベストな曲と信じています。