[ALEXANDER WANG(アレキサンダー ワン)]2015年春夏コレクションを発表。ワークウェアにインスパイアを受けた男らしいディテール使いを見せながらも、斬新な素材の組み合わせにより洗練された印象を残している。
これまでにもミニマムなデザインとソリッドな素材使いを見せてきた[ALEXANDER WANG]だが、今シーズンの特徴は機能性が重視されているアウターだ。クロップドのラグランワークジャケットに、メッシュとナイロンを圧着した素材のアノラック、中でもキーアイテムといえる3Dポケットが付いたフードパーカーは、オーバーサイズのポケットとハイキング用のストラップ、バックパックのボトムに使用され、ブラウンスエードの切り返しがポイントとなっている。
ブランドの特徴とも言える革新的な素材使いは今季も健在。タイヤの跡をイメージした型押しのレザーをボマージャケットやTシャツに使用し、樹脂でコーティングしたレインコートやジャケット、強調した凹凸の加工をつけたコットンのタオル地のスエットなど、見た目にも印象深いアイテムも登場した。全体的にこれまでになくアクティブで男らしい印象のアイテムが登場し、ブランドの新たな一面を見せたコレクションとなった。ベースボールキャップが同ブランドから登場するのは今シーズンが初めてというのも、また意外だ。