本年度、ファッション界に最も大きな衝撃を与えたニュースと言っても過言ではないデザイナー、『アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)』の自殺。これまでにも、セント・ポール大聖堂にてメモリアルイベントが開催されるなど、その若すぎる死を偲ぶ動きが多数行われてきましたがこのたび、遂に世界最大級の美術館として知られるニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)にて、彼のエキシビジョンが開催されることが明らかになりました。
2011年5月4日から7月31日まで、約3ヶ月という長期間に渡って開催される今回のエキシビジョンでは彼のクリエーションの全てを一挙に公開。
セントラル・セント・マーチンズ校での卒業コレクションから『ジバンシー(GIVENCHY)』時代のアーカイヴ、友人であるダフネ・ギネス(Daphne Guinness)やイザベラ・ブロウ(Isabella Blow)のために製作したパーソナルコレクション、そしてラストコレクションとなった2010年秋冬コレクションに至るまで、彼の約20年間に及ぶファッション人生を総括した濃密な内容になる予定とのことです。
なお、お披露目は来年5月2日、ファッション界のオスカーとも言われる毎年恒例のビッグイベント“Costume Institute Benefit Gala”に併せて行われる模様。同日のオープニングパーティーには俳優のコリン・ファース(Colin Firth)、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、アナ・ウィンター(Anna Wintour)など生前のマックイーンと親交の深かった面々も出席を発表しています。
場所がニューヨークという事で気軽に行ける距離ではありませんが、この概要を見る限り、期待して間違いは無さそうですね。もしも機会がある場合には、直接足を運んでみてはいかがでしょうか。
[via : Telegraph]