これまでにもファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、キム・ジョーンズ(Kim Jones)、デイビッド・ベッカム(David Beckham)、マイケル・バスティアン(Michael Bastian)など各界の著名人が多数出演し、毎回大きな反響を呼んでいるGQ誌(イギリス版)の人気企画“Personal Style”。昨日更新されたこの企画の最新版になんと、日本でも絶大な支持を受けている『トム・ブラウン(Thom Browne)』が登場しました。
ご存知で無い方のために簡単にご説明しますと、この“Personal Style”はインタビューを通じて、その人のスタイルに対する考え方やこだわりを紐解いていこうという趣旨の連載企画。
今回、満を持して登場したトム・ブラウンはニューヨーカーのスタイルについての考察をはじめ、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領へのアドバイス、自分自身の服装についてなど非常に多岐に渡る話題について言及しており、読み応えは抜群です。
ただし、原文は英語のみとなっていますので、当Clusterではいくつか気になった発言を抜粋し、日本語訳としてご紹介。興味のある方は下記リンク先より、全文をご覧になってみてはいかがでしょうか。
「デザインする事は簡単だ。だけどそれをビジネスにする事は難しい。その辺りに関して、僕は本当にラルフ・ローレンを尊敬しているよ」
「僕はいつも同じモノを着ているよ。決してファッションでミスを犯したことは無い。いつだって実用的なモノを着ているんだ。ブランドを始めたのもブルックス・ブラザーズとヴィンテージ以外にそういうモノが欲しかったからなんだよ。」
「“Mad Men(Clusterでもたびたび紹介しているアメリカのドラマ)”は最初の頃の方が良かったね。今はオシャレになりすぎて、ちょっと魅力を失っちゃったかな。」
「多くの人々はブルックス・ブラザーズがどれほど重要な存在なのかって事を理解していない。僕は彼らと仕事を始めた最初の2ヶ月、彼らのアーカイヴを見て過ごしたんだ。彼らこそ、真のアメリカブランドだよ。」
「オバマはオシャレだけど、もっとオシャレになれるよ。政治家にとって最も重要なのはシンプルでその人にフィットした服を着続けることだ。その点、彼はすごくオシャレだし、スタイルも良いけど…あぁ、でも僕は過去にこの答えで一度失敗してるんだった(笑)。僕の兄弟は政治家だから彼に聞いてみるよ。」
「僕は色んなジャンルの音楽にインスパイアされるよ。チャートのトップ40以外のね。最近買ったCDは何かって?君はまだアルバムを買ってるの?」
「私の服は人々が思ってるより、大勢の人たちに向けた服だ。でも全員に向けた服では無い。」
http://www.gq-magazine.co.uk/style/articles/2010-11/16/gq-style-news-thom-browne-personal-style