先日、全27ヶ国に支部を持ち、その構成員は4000人以上にも上ると言われる世界最大のモーターサイクルギャング、ヘルズ・エンジェルズ(Hells Angels)より、“ロゴを盗用された”として訴えを起こされた『アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)』。
合わせて該当商品を販売していた高級百貨店、サックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)とオンラインショップ「Zappos.com」も訴訟に巻き込まれており、一時はどうなることかと思いましたが、このたび両社が無事合意に達したようです。
今回、ヘルズ・エンジェルズ側の弁護士、フリッツ・クラップ(Fritz Clapp)が明らかにしたところによると、両社はこのたび問題となった“Hell’s Knuckleduster Ring”と呼ばれる指輪、同じくスカルのモチーフを使用した“Hell’s Knuckleduster Box Clutch”という名のクラッチバック、“Flaming Skull Jacquard Box Dress”と名付けられたボディの両側にスカルをプリントしたドレスなどを含む、全ての対象商品を販売停止とすることを条件に和解。
但し、ヘルズ・エンジェルズ側はさらに、これまでに販売した全ての商品の回収とそれらの破壊を求めている模様です。
ひとまずは無事和解に達して一安心といったところですが、まだまだ問題は多そうですね。なお、事の発端となった対象商品の画像は下記のURLより、ご覧下さい。
http://nymag.com/daily/fashion/2010/10/the_hells_angels_biker_group_s.html
[via : nymag]