3月10日(火)に世界一斉発売をし、大いに話題となっている[Reebok(リーボック)]の『ZPump Fusion(ジーポンプ フュージョン)』。先日、その特集第一弾において「The Pump テクノロジー」の開発者であるポール・リッチフィールド氏のインタビューと、アメリカで行われたプレスプレビューの模様をお伝えした。
3つのキーパーツで作られ、個々の足の形状に合わせて足とシューズが一体化するカスタムフィットを実現した『ZPump Fusion』は、僕らのライフスタイルにどんな恩恵をもたらしてくれるのだろうか。
Photo:Shuhei Nomachi、Text&Edit:Fumihito Kouzu
まったく新しいコンセプトで作られたランニングシューズ
『ZPump Fusion』は、既存のシューズとは異なったコンセプトで作られたランニングシューズだ。靴作りの中心にはラスト(木型・靴型)がある。ラストの周囲にアッパーを縫い上げ、ミッドソールやアウトソールを貼っていくのが一般的なシューズの作り方だ。このラストの支配から脱却し、個々の足に合わせたフィットさせることを中心に置いて靴を作るということが『ZPump Fusion』の出発点だった。
個々の足に自在にフィットする“カスタムフィット”を実現した『ZPump Fusion』は、シューズとの一体感を味わうことができる。新しくなった「The Pumpテクノロジー」による足を包むようなフィット感は、既存のランニングシューズとは一線を画すもの。フレキシブルで屈曲性に優れた「ZRATED Outsole(ジーレイテッド アウトソール)」とともに、快適でクセになる走り心地を生み出している。