今年の冬は、特別寒い。どうやら夏に起こったラニーニャ現象のせいで、日本の冬はとんでもなく凍える寒さになるんだとか。ラニーニャ現象なんて初めて聞いたし、正直なんだかよく分からないけれど、一つだけ確かなのは、例年以上に"ヘビー"なアウターが必要ってこと。
EYESCREAM.JPの恒例企画となった真冬のヘビーアウター特集。今回は、いつもより多めに30着。僕らに必要な最強アウターを紹介していく。
Photo:Shuhei Nomachi、Text&Edit:Shu Nissen
[C.E(シーイー)]のムートンジャケット
グラフィックやシルエットに定評のある[C.E]のムートンジャケットと来ればもちろん、こてこてのミリタリーテイストのはずがない。内側にはグラフィックをプリントした布パッチがいくつもあしらわれ、袖口、裾部分はリブ仕様。どこかイタリアンカジュアル感があり、古着でもハイブランドでも出会えない新鮮さがある。
[GOSHA RUBCHINSKIY(ゴーシャ ラブチンスキー)]のボアジャケット
[GOSHA RUBCHINSKIY]のボアジャケットは、MA1やワークウェアといった様々なディテールを取り入れながらミックスしたデザインが魅力。そしてこのジャケットの”広めの身幅、短めの着丈”というシルエットは、今シーズン同ブランドの打ち出すトレンド要素の一つだ。
[UNUSED(アンユーズド)]のムートンジャケット
毎シーズン、時代の気分をしっかり抑えたアイテムをリリースする[UNUSED]。今季はビッグシルエットのアイテムが数多くラインナップしている。こちらのB-3型のムートンジャケットも、オーバーサイズでの展開となっておりシルエットのバランスが絶妙だ。
[PORTER CLASSIC(ポータークラシック)]のホースレザーコート
裾にかけて広がるシルエットのホースレザーコート。無骨さに加えて特筆すべき点は、心地よさ。キメ細かく柔らかな肌触りは、クセになる気持ち良さで、特にポケットの内側は格別だ。また、着用を重ねる度にシワが表れ、独特の表情と光沢が存在感を放つ。
[7×7(セブン バイ セブン)]のレザージャケット
上質な馬革を贅沢に使用したレザージャケット。ライダースではなく、あえてのセミダブル仕様。無駄なパーツを廃しことで、テーラードジャケットのような印象に。また裏地には、カシミヤタッチフリースを使用している為、防寒性も申し分ない。レザーの無骨さとテーラードの上品さを兼ね備えた表情は、他にはない逸品と言えるだろう。
[OLDMAN’S TAILOR(オールドマンズテーラー)]のライダースコート
UKスタイルのダブルライダースをコートスタイルにアレンジしている。しなやかで、適度な厚みのある上質なカウレザーを、クラシックなチェスターコートの様に仕立てており、[OLDMAN’S TAILOR]ならではのテーラーリングスキルが光る、文字通りのヘビーアウター。ライダースでこの丈感というのが面白い。