今年も厳しくなりそうな本格的な冬に備えて、そろそろ購入しておきたいヘビーアウター。真冬ならではのレイヤードスタイルも良いが、気分的に今すぐ手に入れたいのは、Tシャツの上に羽織るだけでサマになり、しかも暖かいという僕らのワガママに応えた1着。 今年最後の買い物に相応しい、Mastered的視点で選んだ完全無欠のヘビーアウター20着を徹底特集。
Photo:Kenji Kondo Text & Edit:Keita Miki、Shu Nissen
[TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.(タカヒロミヤシタザソロイスト.)]のムートンジャケット
ポルトガル産の高級ムートンを贅沢に使用したプルオーバー仕様のジャケット。ポケットやテープにエントルフィーノのラムレザーを使用するなど、異素材の組み合わせも実にこのブランドらしく、高級素材と、ワーク、ミリタリーのデザインソースを見事に融合させたディティールも面白い。
革端を使用するデザインポイントが1点1点異なる表情を演出しており、機能性とデザイン性を兼ね備えた、究極と呼ぶに相応しい芸術的な1枚。
[ENGINEERED GARMENTS(エンジニアド ガーメンツ)]のフィールドパーカ
コットンポプリンを使用した[ENGINEERED GARMENTS]のフィールドパーカは、定番的にリリースを重ねる人気の高い1着。
機能的なポケット、防寒性に優れたダブルフロント、袖についた甲充て、襟元の高さなど、[ENGINEERED GARMENTS]ならではのディティールが各所に散りばめられている。ライナーには今シーズンのコレクションのテーマでもある”ブリティッシュ”を連想させるガンクラブチェック地を使用。
[AIGLE(エーグル) × Nigel Cabourn(ナイジェル・ケーボン)]のダウンフィールドパーカ
フランスとイギリス両国を代表するアウトドアブランドによるコラボから生まれた逸品。ボタンにより取り外しが可能で、単体でも着用が可能なダウンライナー付の 3/4 丈パーカーは、本体に撥水ワックスコットンを使用しており、雨や雪にも対応する。フレンチヴィンテージとイギリストラディショナルが一つになった重厚感漂う本物のディテール。
圧倒的な魅力を放つ男のヘビーアウターだ。
[White Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング)]のウィンドストッパー OX ダウンジャケット
腰にかかるほどの少し長めの着丈に設定された今シーズンの[White Mountaineering]のジャケットはボリューム感がちょうどいい。表地に綿タッチのナイロンオックス、裏地にはWINDSTOPPERを採用し防寒性を高めた1着で、袖口に配置されたリブや、ハンドウォーマー機能が保温性をキープ。ポケット口など、部分的にあしらわれたボディと同系色のコーデュロイや、レザーがアクセントとして効いている。フードはスナップボタンで取り外しが可能。
[White Mountaineering]らしいディテールワークによって冬の定番アウターが現代的に昇華されている。
[ts(s)]のトレンチコート
イタリア製のポリエステル100%の2重織りハイカウント生地を用いたトレンチコート。二重織り特有の肉感と上品な光沢が特徴的で、ややオーバーサイズのシルエットだが、袖をあえて通常のサイズ感にすることで、すっきり着用することが可能となっている。
ダブル前開き仕様ならではの、前を開けて着た時の分量感もポイント。