1986年、ジャケットはスポーツのみならずポップカルチャーの中でも人気を博し、当時流行したスピニングを行うB-BOY達にも愛用された。
1990年代、[NIKE]はそれまで以上にまして大胆で新しい色の組み合わせを用いたナイキ ウインドランナーを展開し、消費者の期待に応えていく。
2000年代、ナイキ ウインドランナーはアイコン的な地位を確立することに成功。アーティストとのコラボレーションや、ジャケットの構造の強化を行いつつ軽量化も実現したフライワイヤーなど、[NIKE]の技術的イノベーションの対象としても取り上げられた。
2008年、発売から20年が経過し、ナイキ ウインドランナーは機能的アパレルのリーダーとしてのポジションを確保。北京では[NIKE]がサポートしたチームが表彰式で着用する公式ジャケットとして、各国の国旗に合わせた色で製作したナイキ ウインドランナーが採用された。
2012年、4年後のロンドンでもナイキ ウインドランナーは表彰式に登場。この時はカメラのフラッシュの光を反射するナイキ フラッシュテクノロジーを用いた先進的な仕上がりのジャケットが採用された。
2010年代、ナイキ ウインドランナーの特徴的なV字の切り替えはそのままに、進化は進んでいく。暖かく軽量なナイキ テックフリース素材と、耐水性と通気性を兼ね備えたナイキ テック エアロシールド テクノロジーを用いて、新たに生まれ変わったのである。
2014年、ナイキ ウインドランナーは、時代を超えるスタイルとしての地位をさらに高め、ストリートでも大きな大会でも必須の存在となる。ソチではナイキ エアロロフトのキルトを用いた、保温性に優れたモデルが活用された。
そして今日、ナイキ ウインドランナーの影響力は止まることを知らず、ナイキデザインの進化や、[NikeLab x STONE ISLAND]をはじめとした新たなコラボレーションの理想的なキャンバスとして存在し続けている。2016年、”YEAR OF THE WINDRUNNER”に、この存在感がさらに高まることは間違いないであろう。