Photo:Shuhei Nomachi、Text&Edit:Keita Miki
ジダンの「あの華麗なボレーシュート」を生んだスパイク。ベッカムの「あの美しいフリーキック」を生んだスパイク。それが『PREDATOR』であり、あの特徴的なシュータン部分に青春時代の僕らは言葉に出来ないほどの憧れを持っていた。
前足部の凹凸が特徴的なフィンアッパーによってボールにパワーや急激なカーブを付けることが可能で、それ故、数え切れないほどの美しいゴールを量産してきた『PREDATOR』だったが、2010年代に入るとフットボールのテクノロジーは急激なスピードで進化を遂げ、2015年、『PREDATOR』は惜しまれつつも一旦、その幕を下ろすこととなる。
そんな『PREDATOR』が約2年間の充電期間を経て、2018 FIFAワールドカップ ロシア™大会の開催を目前に控えたこの秋にカムバック。adidasがボールコントロールコンセプトを追求した『ACE』で培ったテクノロジーがさらなる進化を遂げ、コントロールプレーヤー向けの新たなフランチャイズ『PREDATOR 18』として、『PREDATOR』は僕らの前に再び姿を現した。