Photo:Shuhei Nomachi、Text&Edit:Fumihito Kouzu
『JACK PURCELL』とはスニーカーシーンにおいてどんなモデルなのか
2015年に80周年を迎えた『JACK PURCELL』。これほどの長い間、常にシーンに存在し続け、世界中で愛されているシューズは、不朽のスニーカーと呼ぶに相応しい。時間が経つほどにその完成度の高さが認識され、輝きを増している印象すらある。
南井:現在は、何事においてもオーセンティックなものが再評価されていますが、『JACK PURCELL』は、オーセンティックの中のオーセンティックと言っても過言ではないモデルだと思います。シンプルなデザインであるにも関わらず、ひねりが利いているというか、個性を主張できる点も魅力です。そんなところが、アーティストやファッショニスタからも支持される理由でしょう。’90年代にはカート・コバーンが履いたことでブームになりましたが、大きなブームを経ても廃れていないのはそれだけ完成度が高いからだと思います。トウのスマイルや、ヒールのヒゲなどのアイコニックなディテールもいいですよね。