— まずは簡単にBlue Cabの会社説明をお願いできますか。
円田:Blue Cabは長崎県の長崎市と佐世保市、福岡県の福岡市という3ヶ所を拠点にタクシー事業を営んでいるタクシーグループで、計4社のタクシー会社を総称をBlue Cabとしています。Blue Cabという呼称を使用するようになったのは、10年ほど前から。先代の社長の頃からBlue Cabの名前は使用しています。
— コーポレートロゴやウェブサイトのリニューアルに際して、長場雄さんを起用した経緯について教えてください。
円田:Blue Cabという名称を使用するにあたり、1度社内で大きなデザイン変更がありまして、そのデザインも当時のタクシーという枠組みの中では先鋭的なものだったと思うのですが、単純に僕が見飽きてしまったということと、個人的にもっと若い人たちに訴求出来るようなデザインにしたいという想いがあり、リニューアルを決めました。その後、ある方を通して、長場さんを紹介して頂く機会がありまして。もちろん、ご本人と面識は無かったのですが、僕も長場さんのイラストは目にしたことがありましたし、長場さんのファンには若い方や女性も多いと伺っていたので、ぜひともデザインをお願い出来ないかなと思い、オファーをさせてもらいました。また、長場さん自身も、タクシーのデザインはこれまでに経験が無く、すごく興味があるとおっしゃってくれまして、企画が実現に至ったという訳です。
— コラボレーションアイテムのローンチは2019年6月で、僕もそれまでは失礼ながらBlue Cabさんの存在は知らなかったのですが、プロジェクト自体はいつ頃からスタートしていたのでしょうか?
円田:3年ほど前からですかね。一連のプロジェクトが6月のコラボレーションアイテムのローンチをもってようやく完結したという感じです。まずはオフィシャルサイトのリニューアルがあって、その後に車両のリニューアル。そして、コラボレーションアイテムのローンチという流れでした。車両デザインに関しては、1つのタクシー会社に対して1つの車両デザインというのがセオリーですがその既成概念を取っ払って、全5種類のデザインを用意しました。1つ1つのデザインについても、例えばイラストが窓枠まではみ出ていたり、”従来のタクシーには無いデザイン”ということを意識しています。