Seiko 5 Sportsとクリエーターのスタイル、その共通項 ―MONKEY TIMERSの場合―

by Nobuyuki Shigetake and Mastered編集部

2 / 3
ページ

そんな二人が、東京のDJシーンを通じて意気投合。10年続けて見つけたのが、今のスタイルだ。長い活動期間で2人が変わったことは。

Take:周りの意見を聞くようになりましたね(笑)。『DISKO KLUBB』は、今7人のチームになっていて、レギュラーメンバーが僕らのほかに5人います。彼らは年下なんですが、いろいろと意見を言ってくれるようになったのもうれしいですね。

Hisashi:僕らが大人になったのかも(笑)。意見を取り入れて失敗することもありますけど、それはやってみないとわからない。だから”まずはやる”という姿勢は大事だと思います。

(左)Hisashi
Seiko 5 Sports Street Style 『SBSA025』 34,000円(SEIKO WATCH Customer Service TEL:0120-061-012)、AURALEEのブルゾン 49,000円(O 代官山 2号店 TEL:03-6455-3361)、Ariesのニット 35,000円(Commode SHOWROOM TEL:03-6434-7136)、VAINL ARCHIVEのパンツ 33,000円(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS 渋谷公園通り店 TEL:03-5428-1893)、ayameのメガネ 43,000円(ayame Co.Ltd. TEL:03-6455-1103)、BLOHMのスリッポン 32,000円(STUDIO FABWORK TEL:03-6438-9575)
(右)Take
Seiko 5 Sports Sports Style 『SBSA023』 34,000円(SEIKO WATCH Customer Service TEL:0120-061-012)、O -のコーデュロイブルゾン 37,000円(OVERRIVER TEL:03-6434-9494)、Enharmonic TAVERNのロンT 15,000円(STUDIO FABWORK TEL:03-6438-9575)、BALのパンツ 29,500円(BAL TEL:03-6452-3913)、Parabootのレザーシューズ 65,000円(Paraboot AOYAMA TEL:03-5766-6688)、EYEVAN 7285のサングラス 65,000円(EYEVAN 7285 TOKYO TEL:03-3409-7285)

10年続けても変わらない2人のグルーブと変わりつつある周囲との関係。こうした縦糸と横糸が織りなすMONKEY TIMERSのスタイルの魅力は尽きない。さて、アパレル業界に務め、ファッションに通じる2人にとって腕時計の存在は小さくないようだ。

Take:クラブでも着けていますね。プレイ中は結構時間を見たくなるもの。でもわざわざケータイを出すのもスマートじゃないですよね。腕時計だとさっと見られるのがいい。

Hisashi:アクセサリーとしても重要。どんなシーンでも使えるシックなビジュアルは、ファッションなどの自己表現でも欠かせないと思います。

Take:ゼンマイを動力とする機械式時計は、温かみがありますよね。着けていないと止まったりもしますけど、朝着けるときに時刻を合わせて、ゼンマイを巻いて1日が始まる。そんな習慣も大人っぽくて格好いいです。

Hisashi:Seiko 5 Sportsは、りゅうずの位置が4時位置にずれていて個性的だと思っていましたが、実際に着用してみるとシンプルなので、どんなコーディネイトにも似合う。それにりゅうずが手首に当たらないから、着け心地がいいですね。

Seiko 5 Sportsに共感したMONKEY TIMERSの2人。機械式時計の名作として、発売当時から特徴としていた5つの先進的な機能(自動巻き、防水、3時位置のデイデイト表示、4時位置りゅうず、耐久性に優れたケース・バンド)のヘリテージを踏襲し、ロゴも変更して現代のデザインにアジャスト。先輩にオマージュを捧げ、新たな地平をゆくMONKEY TIMERSに重なる部分は多い。新機軸を見せる機械式時計とともに、新たな”スタイル”を生み出してくれることを願ってやまない。