[2-tacs]本間良二が語る、「都会的アウトドアのすすめ」 presented by HIGH & KICKS

by Mastered編集部

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本間:街を歩いているとよくわからないモノって山ほどあるんです。フランスの文化人類学者のクロード・レヴィ=ストロースって人が1962年に『野生の思考』って本の中で発表しているブリコラージュって言葉があるんですけど、これは超簡単に説明するとあらゆるピースを集めて来て、全く別の価値観のモノを創り出す考え方。ブリコラージュを意識しながら、そういうよく分からないものを見てるとすごく面白いですよ。

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本間:例えばこれは台湾の街で見た自転車のカスタマイズなんですけど、こういうのにはすごく弱い。好きですね。街中でこういうモノを見て、自分の頭の中に入れて、ブリコラージュしていく訳です。

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本間:これもある種、自分の中ではブリコラージュだなって思うんですけど80年代に伊丹十三さんがテレビ番組をやってまして、その番組の中での一幕。本物のアンディ・ウォーホルの絵を買って来て、それを骨董屋さんに見せて値段をつけてもらうっていう企画番組で、骨董屋のおじさんが虫眼鏡で絵を見て、「あんたこれ偽物だ、プリントだからコピーだよ」って言うんです。それで「おじさん、あんたは偉い。このアートはコピーを本物とする事に意味があるんだ」って言って番組は終わるんですけど、なかなかブリコラージュな視点ですよね。

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本間:で、これもブリコラージュ。一応新聞紙で包装してるんだけど、その新聞紙がテレビ欄っていうのがまた憎いなと思って。これが重たい三面記事だったら、少しキツいですよね。なんかこう、オシャレですよね(笑)。

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本間:これは家電製品を梱包するダンボールですね。それを街に見立てている。これも完全に視点が切り替わっているので、ブリコラージュ。

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本間:これは自分の息子が小学5年生の時に発表した作品なんですが、題名が『うもれていく人』。上から、『芋にうもれていく人』『納豆にうもれていく人』『なめこ汁にうもれていく人』。もう器と全然話が関係無いですね(笑)。完全にブリコラージュです。

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本間:これなんかもブリコラージュですね。この為に作ったのかと勘違いするくらい、ティッシュの箱がぐらつかない最高のクオリティ。

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本間:これは自分のお店を作る時に使ったんですけど、中からライトを入れるとかわいい。裏はこんな感じになってます。

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本間:ゴルフクラブはアメリカに行った時にすごく格好良く見えたんだけど、「ゴルフしないしな」って感じでカットして一輪挿しにしました。安定感ありますね。

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本間:これはサンフランシスコのフリーマーケットで見た風景なんだけど、真ん中にある鏡がラケットに見えたんですよ。ただの勘違いで実際は普通の手鏡だったんですけど、このアイディアは良いなと思って、実際にラケットで鏡を作って見たり。

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本間:これは印鑑を作ってみたんです。有楽町のドンキホーテって行ったことありますか? あそこの入り口に簡易式の印鑑を10分ぐらいで掘ってくれるところがあって。1,000円でやってくれるんですよ。とりあえず戦争反対で作ってみようと思って。

一同笑

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