世界初のフラッグショップがオープン! ROLLAND BERRYインタビュー

by Mastered編集部

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Andy Wahol(アンディー ウォーホル)の3rdジェネレーションとして注目を浴びているROLLAND BERRY(ローランド ベリー)。ANDYの弟子であるALEX(アレックス)からスクリーンプリントの技術を伝授されたペインターであり、デザイナーだ。

WEARABLE ART(着ることのできるアート)と評される彼のコレクションが並ぶ世界初のフラッグショップが、渋谷にオープン。オープン準備に合わせて来日したROLLAND BERRY本人に話を聞いた。

Photo:Kotaro Kikuta
Interview & Text:Fumihito Kouzu

これが[ROLLAND BERRY]だって言える場所ができた

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— フラッグショップのオープン、おめでとうございます。早速ですがショップができた感想からお願いします。

ROLLAND BERRY:とても興奮しているよ!日本でも今までセレクトショップなどで扱ってもらっていたんだけど、当然ながらそれはそれぞれのバイヤーが選んだコレクションの一部なんだ。だからあるショップで僕の服を見た人はミリタリーテイストが強い服だと思っていたかもしれないし、別のショップで手に取った人は「とてもポップな服なんだな」と感じていたかもしれない。それは正しいとも言えるし、間違っているとも言えるよね。全体を投影をしているわけじゃないから。フラッグショップに来てもらえば、コレクション全体の世界観を見せることができる。これが[ROLLAND BERRY]だって言える場所を作ることができたのは、とても意義のあることだと思っているし、凄く嬉しいことなんだ。

— アート作品も展示されていて、洋服と一緒にこれらを観ることができますしね!

ROLLAND BERRY:内装も含めてここはギャラリーのような場所。ここの壁も、リサイクルの廃材をアメリカで集めて作って日本に運んできたものなんだ。[ROLLAND BERRY]の世界観を上手く表現できていると思う。

— 以前、個展をやられた時も渋谷だったと思うんですが、フラッグショップの場所を渋谷にした理由を教えて頂けますか?

ROLLAND BERRY:渋谷はとても興味深いエリアなんだ。若い人が集まるし、クールだし、ストリート感のあるファッションエリアだと思う。表参道や銀座のようなメゾンブランドが並ぶような場所ではなくて、ストリート感のあるエリアに作りたかったんだ。

— 改めて[COLUR by ROLLAND BERRY]と[ROLLAND BERRY]のコンセプトと、それぞれの違いを教えて下さい。

ROLLAND BERRY:ブランドとしてはとにかく、自分が何をやりたいか、どんな物が作りたいか、どういうものが欲しいかを大切にしている。自分の中から湧き出てくるものを具現化するというのがコンセプトと言えばコンセプトかな。トレンドは本当に関係ないんだ。最初の話に戻るかもしれないけど、フラッグショップを持つことで、その点はより純化していくと思う。[COLUR by ROLLAND BERRY]は、ひとつずつ僕自身が手作業で作っていくから、すべてが一点ものだし、アートだし、オリジナルなんだ。時間がかかるし、ヴィンテージのファブリックなんかをそのために調達することもあるから、どうしても値段は高くなってしまう。ただ、多くの人に気軽に着てほしいという気持ちもあって、そのために[ROLLAND BERRY]がある。作る時の感覚の違いはないし、[ROLLAND BERRY]もアートなんだけど、コストを抑えている。[COLUR by ROLLAND BERRY]がオリジナルのアート作品で、[ROLLAND BERRY]がそのレプリカやポストカードのようだと思ってもらえたらいいかもしれない。

— まさにWEARABLE ARTなんですね。やはり作り方も洋服のデザイナーの方々とは違いそうですね。

ROLLAND BERRY:違うだろうね(笑)。おそらく洋服のデザイナーであれば、まず色や素材を決めたり、もしくはコンセプトを立てたりするだろうからね。僕はそういう感じじゃなくて、フィーリングで作っているから。設計図があるわけじゃないし、作り始めてもアイディアが出てきたらどんどんそれをプラスしていく。だから流行とは無関係なものができあがるんだ。

— 湧き出てくるものに任せて作っているということですね。どんどん出てくるアイディア、インスピレーションの源になっているのはどんなものなんでしょうか。

ROLLAND BERRY:生活していることで接するすべてのものがインスピレーションの源になっていると思う。気になったものは写真を撮ったりもしているんだけど、頭の中に色々なストックがあるんだ。それがある時、何かと結びついて、作品に表れてくるという感じかな。いつ、何と結びつくのかっていうのは僕自身も分からないんだけどね。

— 最後に今後の展望を聞かせて下さい。

ROLLAND BERRY:作りたいものを作っていくというのはずっと変わらない。フラッグショップに関して言えば、来てくれた人たちに楽しんでもらえる場所にしたい。何度でも足を運びたくなるような仕掛けができたらいいよね。日によっては、洋服を全部下げてアート作品だけ展示してもいいし(笑)

【ROLLAND BERRY】
東京都渋谷区神南1-17-9 神南ウエスト102
Tel:03-6455-1772

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