リニューアルオープンしたoverride 南堀江の店長がすすめる、クールな帽子のかぶり方

by Mastered編集部

“SENSE OF JAPAN”をコンセプトに掲げる帽子専門店override。その南堀江店が先日リニューアルを果たした。
これを記念して本特集では、今改めて帽子をかぶるということに立ち返り、南堀江の店長である竹本俊平にスタイリングのコツや帽子の魅力について話を訊いた。
身に着けるものの個性や生き様までも映し出すクールな帽子のかぶり方とは何か。趣味や独自のストーリーが投影された彼がいうテクニックを身に付ければ、帽子選びがもっと楽しくなるかもしれない。

※本特集内に掲載されている商品価格は、全て税抜価格となります。

Photo:Toshifumi Kobayashi、Text & Edit:Marina Haga

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STYLE 01. FULLING EARFLAP BERET

「帽子を上手に合わせるコツは、固定概念を捨てること」

そう語るのは、新たにリニューアルオープンするoverride 南堀江の店長を務める竹本俊平。“このスタイリングにはこの帽子”などという既存のルールに縛られず、自由に楽しむのが帽子の醍醐味という。

そんな彼が遊び心のあるベレー帽を使って提案するのは、その価値観を存分に披露した少しお茶目な正装スタイル。

「往年スタイルのルールに従った帽子のかぶり方も好きですが、スタイリングに何かテーマを持ってファッションを楽しむのが今の気分なんだと思います」

また、帽子をかぶるときは自分の中で何かしらテーマを持ってかぶると帽子選びが楽しくなるという。そんなこちらのスタイルにも、思わずクスッと笑ってしまうあるストーリーが隠れている。

「スケーターが街でスケートを楽しんでいるときに急遽パーティーに行くことになって、帽子でドレスアップしたという裏テーマがあったりします(笑)。スケーターがイメージなので、USEDのだまし絵スウェットに’80Sのadidasジャージを合わせて、adidas skatebordingの『SAMBA』で外遊びに適した装いに仕上げました。パーティーなら、本来はハットがいいのかもしれませんが、耳あてを垂らして少しキッチュなムードに仕上げたのがポイントです」