約30年にも及ぶ「エア」の歴史の集大成。『NIKE AIR VAPORMAX』を徹底解剖。

by Mastered編集部

これまでに、当サイトでも様々な形でその魅力にフィーチャーしてきた[NIKE(ナイキ)]による不朽の名作『AIR MAX』。既にニュースとしてもお伝えした通り、その集大成とも言える珠玉の1足『NIKE AIR VAPORMAX』が、Air Max Dayとなる3月26日(日)、遂にリリースを迎える。

そこで本特集では、まさしく"革新エアの頂点"と呼ぶに相応しい『NIKE AIR VAPORMAX』を徹底解剖。スニーカーヘッズも洋服好きも、約30年にも及ぶ「エア」の歴史を、この1足から体感してみて欲しい。

※本特集内に掲載されている商品価格は、全て税込価格となります。

Photo:P.M.Ken(P1)、Text&Edit:Keita Miki

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1987年に登場し、大きなビジブルエアのクッショニングを搭載した初めてのシューズとして世界中の話題をさらった初代『NIKE AIR MAX』。それから10年後となる1997年に発売された『NIKE AIR MAX 97』では、エアユニットがソール全体に搭載され、『NIKE AIR MAX』は大きな進化を遂げる。

そして、初代『NIKE AIR MAX』の誕生から約30年の時を経てリリースされる今回の『NIKE AIR VAPORMAX』の最大の特徴は、史上初めて、エアユニットが単独でアウトソールとして使用されていること。これまでは、エアユニットを保護し、耐久性を高めるためにゴムの層でユニットを覆う必要があったのに対し、新しいイノベーションは、エアとその外側の層をヴェイパーマックス エアユニットとして一体化することを可能にした。
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従来のシューズでは構造を保つため、屈曲性のない部分を設ける必要があったのだが、ヴェイパーマックス エアユニットは柔軟性を維持した形状を保つことが出来るため、形状を大きく変え、より多くのエアを足裏に直接配置することが可能に。従来のフォームのミッドソールを取り払った新たなエアユニットは、軽量で、安定した持続性を発揮するクッショニングを提供する。

また、アッパーをエアユニットの上に直接配置することで、枕のような柔らかい感覚と、より優れた反発力を獲得。
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さらにアッパーには、伸縮性とサポート力に優れたナイキ フライニットアッパーを採用することで、必要な場所にサポートを提供し、同時にシューズのさらなる軽量化を実現。これまでに[NIKE]が培ってきたイノベーションと、エアへの飽くなき追求が『NIKE AIR VAPORMAX』という形で、ここに結実した。

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