ロンドンで行われたスペシャルなメディアプレビュー。その様子を徹底レポート。
冒頭でも触れたとおり、去る12月11日、イギリス・ロンドンにて[NikeLab ACG]の新コレクションのメディアプレビューが開催された。ヨーロッパや北米を中心に世界各国から厳選されたメディアが参加した本イベントに、今回はEYESCREAM.JPも遠く日本の地から参戦。
ここからはそのレポートを通して、都市生活のスポーツウェアの未来を示しているといっても過言では無い、新生[NikeLab ACG]の魅力をお伝えしていく。
事前に何の説明も受けないまま、専用のバスに揺られて辿り着いたロンドン某所。おおよそアパレルの発表会とは思えないような会場の雰囲気に各国のメディアも少し不安気な様子だったが、反面、期待度は抜群。この時はまだ誰も[NIKE ACG]が[NikeLab ACG]として生まれ変わるとは思っていなかった訳である。
定刻を迎え、鉄の扉が開き、中に入ってみてもまだまだ妖しげな雰囲気は継続。どうやらこの場所はかつて地下鉄の駅として使用されていた場所らしく、スタンプを押してもらって中に入場するのだが、受付の人がものすごく無愛想なうえ、親の仇かのようにスタンプを押すので、早くも千葉生まれ、なのはな体操育ちのマイチキンハートはブレイク寸前。しかし、スタンプを押してもらった後には、ちゃんとした[NIKE]の方がベルリン、パリ、ミラノといった都市で活躍する様々な分野のクリエイターと共に登場し、都市とアートの関係性についてレクチャー。
この時は[NIKE]の新作と、都市とアートの関係性がどのように繋がるのか、目下スピードラーニングで勉強中の自分の英語力ではイマイチ良く分からなかったのだが、今にして思えば、現代の都市生活者の為に生まれ変わる[NikeLab ACG]を理解するために、まずは現代の都市生活とは果たしてどんなモノで、どんな環境が都市には存在しているのか、ストリートという場所で日々肌感覚で体感しているクリエイター達の話を通して理解してもらおうという試みだったのであろう。
ストリート・アーティスト達のレクチャーも終わり、次は気が遠くなるほどの長い階段を降りて地下へ。
地下鉄のホームに降りる前の開けた場所に、突如として”ACG”のロゴが出現し、この時に初めてこのプレビューが[NikeLab ACG]の為のものであると知る。あまりの作り込みの深さと、とびきりクールな新たな”ACG”ロゴに自然と体温は上昇。数え切れないほどの”ACG”の思い出に浸りながら、やっとの思いで到着した元地下鉄のホームは、さながら桃源郷………とまでは言わないものの、なんだかようやくプレビューっぽい光も見えてきたし、オラ、ワクワクしてきたぞ!