NIGO®に聞く、「G-SHOCK」と「時計」のこと

by Keita Miki

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— G-SHOCKの魅力はどんな部分だと思いますか?

NIGO®:まず、35年にも渡って継続的に作られているというのは本当にすごいことです。Levi’s®(リーバイス®)の『501』もそうですが、そういった長期間に渡って継続的にリリースされているアイテムはファッションの世界では意外と少ないので、改めて感心しています。僕も残りのキャリアで、G-SHOCKのように世代を超えて楽しめる、ユニークで普遍的なアイテムを残していきたいと思っています。家族のコミュニケーションツールにもなるファッションアイテムって素晴らしいですよね。お父さんが「俺が若い時は、こんなモデルを着けてたんだ」って子供と話せるのは、とても素敵に思います。

— 携帯電話が世の中に普及したことにより、時計は生活必需品では無くなりましたが、NIGO®さんが今時計を着ける理由について教えてください。

NIGO®:単純に身に着けていないと落ち着かないというのはありますよね(笑)。たしかにおっしゃる通り、僕も時間を確認する時には携帯電話で確認してしまいます。なので、今はアクセサリーやモノ自慢としての意味合いが強いのかもしれないですね。スニーカーと同じような存在でしょうか。

— 普段時計をしない人たちに今回のコラボモデルを薦めるとしたら、どんなポイントが挙げられますか?

NIGO®:今回のモデルに関して言えば、かゆいところに手が届くように作ったので、「欲しい」と思ってもらえる自信はあります。普遍的なデザインのアイテムになっていると思うので、普段時計をしない人達もファッションアイテムの1つとして楽しんでもらえたら嬉しいですね。

— コラボレーションモデルがこの2カラーになった理由を教えてください。

NIGO®:最終的に色を絞りきれなかったので、無理を言って2色にしてもらいました(笑)。この2色にしようというのは最初から決めていました。それと今回のコラボレーションを通して感じたのは、G-SHOCKチームの方々は1人1人がそれぞれ”職人”で、細かい工程を流さず、1つ1つ愛を持ってG-SHOCKを作っているんだなと思いました。そういった意味でも、自分のキャリアの中での大きなターニングポイントとなるプロジェクトだったように思います。