ある日、父親の部屋で見付けたボブ・ディランって人のCDをぼーっと眺めていたら、急にウェイファーラーが欲しくなった。ただ、自分はまだ学生だからサングラスをかける機会もあまり無いし、そもそもそんな柄じゃないので、選んだのは眼鏡。
ウェイファーラーを買ってから、学校で話を合わせるために仕方なく聴いていたクソみたいなCDや、付き合いで買ったダサイ洋服は全部捨てた。ボブ・ディランは絶対にそんなモノは持っていないからね。
代わりに買ったのは古着のバンドTシャツと、古着屋で買ったスニーカー。あとは貯金を切り崩してでも欲しかったブラックのライダースジャケットだ。お陰で周りの友達も随分変わったけど、今の方がだいぶ気が楽だ。
“Like a Rolling Stone”。人生の大事なことは、大体この歌が教えてくれる。
長かった学生生活とも遂におさらば。将来自分が何をするかなんて今は全然分からないけど、とりあえず一度ニューヨークに行ってみたいと思って、最近はバイト漬けの生活だ。
もちろん英語は全然出来ないけど、不思議とあまり不安は無い。たぶんニューヨークでも、困った時はロックンロールの神様が助けてくれるだろうから。
blackmeansのライダース 132,840円、ヴィンテージのロックTシャツ 42,984円(LABORATORY/BERBERJIN® TEL:03-5474-6060)、その他スタイリスト私物
NEVER HIDE – Sen Mitsuji
[Ray-Ban]そして、[Ray-Ban Optical]の普遍的なテーマである”NEVER HIDE=ありのままに、自分らしく。”を体現するクリエイターとして、今回EYESCREAM.JPがフィーチャーしたのはモデルとしてTOKYO、PARIS、NYで活動しながら、フォトグラファー、映像クリエイターとしても作品を発表しているSen Mitsuji。
本年3月にEYE OF GYREで開催された初の個展『In Time』も大成功を収め、多岐のジャンルに渡って活躍を続けるSen Mitsujiの考える”自分らしさ”とは。