Ride well, Dress well. narifuriで考えるTech × Sport × Trad Style

by Mastered編集部

今、無意識に袖を通してしまうのは、ライフスタイルの何かしらの要素がファッションに投影されている服。ストリートに根を張る僕らは、半ば偏愛的に同じものを食べ続けたり、クラブで散々踊った後はロードバイクで夜風に吹かれて家路についたり……。そういう生活のルーティーンや独自の習性みたいなものがいつの間にかダイレクトにスタイルに反映されて、身に着けるものとリンクしていることがある。
本特集では、現代生活の一部ともいえる自転車と都市から生起したサイクルファッションブランド・narifuri(ナリフリ)の秋冬コレクションを、新進気鋭の注目バンド・DATSに着用してもらいエクスクルーシヴなフォトシュートとともに紹介する。スポーツ、ハイテク、トラッド。ルーツのあるそれぞれのスタイルを、現代の都市生活に合わせてリミックスさせた、narifuri流のロード=ストリート・スタイルを徹底解剖。

※本特集内に掲載されている商品価格は、全て税抜価格となります。

Photo:Riei Nakagawara、Styling:Hisataka Takezaki、Hair&Make-up:Masaki Takahashi 、Model:DATS、Edit:Atsushi Hasebe、Text:Marina Haga

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千駄ヶ谷のハブ。fashion + bicycleをトータルで発信

(右から)大井:narifuriのブルゾン 36,000円、シャツ 26,000円、パンツ 12,000円(以上すべてnarifuri tokyo)、MIDORIKAWA RYOのレザーシューズ 49,000円 (OVERRIVER TEL : 03-6434-9494)、その他 本人私物 杉本:narifuriのパーカ 24,000円、パンツ 16,000円(以上すべてnarifuri tokyo)、adidas Originalsのスニーカー  9,990円  (adidas group customer survice  TEL : 0570-033-033) 

今年4月にブランドコンセプト“fashion + bicycle”を体現するため、ファッションと自転車が交差する千駄ヶ谷に旗艦店を移動したnarifuri。機能とファッション性を両立したデザインはアパレル業界人のファンも多く、サイクルファッションブランドとしての新たな地位を確立している。

千駄ヶ谷の交差点に位置する2フロア構成の新店舗は、デザイン集団『studio KOAA』がデザインを手掛けたというコンテンポラリーな内装が特徴。ドアをくぐると、自転車販売とメカニックのcharifuriがあり、ブリヂストンサイクルと共同開発したオリジナルバイク『HELMZ』をはじめとする、街に映えるバイクやギアが厳選してセレクトされている。その他にもこちらでは、最新バイクのレンタルができたり、街乗りに精通したスタッフがお勧めのサイクルスポットを紹介してくれる街の案内所的なサービスも行なっているそうだ。

また、店内の内階段を上がった2Fでは、デザインと機能性に自転車との親和性を見出したnarifuriのアパレルを展開。自転車に乗ることを想定した機能と、街に溶け込むデザインを両立したカジュアルウェアやタフなビジネスラインなど、着こなしの幅を広げてくれる機能的でストレスフリーなアイテムが多数揃えられている。

ブランドコンセプトと街が共存しているような、千駄ヶ谷のハブ的スポットであるnarifuri tokyo。自転車と日常生活をシームレスに結びつけてくれる、ユニークな同ブランドから目が離せない。

narifuriのブレーカー 25,000円、パンツ 20,000円(ともにnarifuri tokyo)

narifuri定番のプルブレーカー。今季は定番のブラックに加えて、スポーティな印象を強めたネイビーが新登場。ジップラインをハの字にすることで、顎へ干渉するストレスを軽減され、自転車に乗車する際、前傾姿勢のたるみを抑えることができるという工夫が施されている。また、自転車用の指抜きリブやバックポケットに加え、汗のベタつきを軽減するため裏地にはメッシュを使用するなど、細部に施されたギミックにも注目だ。