長澤まさみ×最前ゼロゼロ スペシャルフォトギャラリー

by Mastered編集部

本日12月1日(木)に発売を迎えた「EYESCREAM」2012年1月号は“THE JAPAN POP CULTURE ISSUE”。special featureとなる“2011 JAPAN POP CULTURE ジャパン・ポップカルチャー最前線”では長澤まさみ×最前ゼロゼロ、川勝正幸×吉田豪、でんぱ組.inc×かせきさいだぁ、きゃりーぱみゅぱみゅ×米原康正といった現代のポップカルチャーを支える面々による異色コラボレーションにはじまり、現在進行形でファンを増やし続けるアニメ『TIGER&BUNNY』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、『Fate/Zero』や人気ゲーム『MONSTE HUNTER3(Tri-)G』、『マリオカート 7』、『バイオハザード リバイバルセレクション』などなど、様々な角度から2011年のポップカルチャーを振り返っている。

そして今回、Masteredでは上記に挙げたトピックの中でも一番の目玉企画である長澤まさみとアキバカルチャーとファッション・アート・テクノロジーを融合させるエンタメ集団「最前ゼロゼロ」のコラボレーションにより実現した奇跡のフォトセッションにフィーチャー。本誌ではフォトコラージュとして掲載されていた長澤まさみの直筆コメント付き撮り下ろし“チェキ”をギャラリー形式で公開する。なお、本誌ではこのギャラリーに登場したチェキのうち2枚を抽選で読者プレゼント。こちらのギャラリーをチェックのうえ、早速書店まで足を運んでみてはいかがだろうか。

それでは、溢れ出る魅力を纏った女優・長澤まさみの貴重なショットの数々をとくとご覧あれ。

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■追記
前述のフォトセッションのほか、「EYESCREAM」2012年1月号の表紙を手がけた最前ゼロゼロから表紙撮影のコンセプトを語ったコメントも到着。
以下に追記させて頂きます。

今回の表紙撮影は、普通であれば撮影された写真に対してデザイン要素を載せていくものを撮影の段階で決め込み、出来るだけ要素を実際物理的に画面の中に置き、現実の世界と雑誌の紙面という2次元の画面の中との境界を曖昧にしました。

裏原的なカルチャーを中心とした雑誌の「EYESCREAM」のページを読み進めいくと共にカメラが引いていくことで、マンガ的表現のステージの中、現実と非現実の中間点を象徴するアイコンとしての長澤まさみさんを中心に徐々にストーリが紐解かれていく。

ラストは現在進行形のポップカルチャー現象の象徴として、秋葉原チェキという文脈が入り込む。(※秋葉原チェキについて下記参照)このクロスオーバーこそ昨今の裏原、秋葉原の両カルチャーのリンク感でもあり、日本のカルチャーが、この二つのリンクに限らず様々なリンクにより広がり、変化している様を表現しています。このフラットに多様なリンクを可能しているのもヒエラルキーが無い社会でこそ可能にしているものであるが、実はとても小さな階級社会というものは学校といった我々がはじめて体験する社会の中に実在している。このヒエラルキーを今回の長澤さんが纏うジェニーファクスという世界感で表現しています。

これらの多面的にリンクされた多くの要素を『猿の惑星』のようなSF、ファンタジーやアニメなどでも登場する「無限後退」という世界に丸ごと閉じ込める事がポップカルチャーというテーマを扱う今号に相応しいと考えました。

各々のリンク以外にも、もう一つ大切なコミュニケーションという要素があります。全く文脈の違うカルチャーを互いにリンクする時にどんなコミュニケーションが発生するかというのも日本のポップカルチャーにとって、とても重要な要素であると思います。このコミュニケーションというキーワードについては、撮影時の我々が実際に体験した事ですが、メンバーの何名かはシンガポールに居たので、シンガポール組とはスカイプで繋いで撮影を行ったんです。撮影スタジオ(東京)と1時間の時差があるシンガポールが繋がっているが、東京ではシンガポール組が画面に映っているだけの存在。シンガポールは、その逆。同じ時間を共有しながら、互いに異なった現実を身をおいてひとつの物事に臨んでいたのも境界線を越えまくっていた。

その撮影すらも、多様なカルチャーを柔軟にクロスオーバーする「EYESCREAM」という雑誌のあり方とも深くリンクしているような気がしました。

リアルとフェイクの境界線を遊ぶ。そして、曖昧にすることで見えるリアル感もあります。

それこそがどこにも属さない瞬間、つまり「2.5次元」という最前ゼロゼロが寄り添っているものだと思います。

(最前ゼロゼロ)

※秋葉原カルチャーにおいて、チェキは独自な文脈と進化を遂げてきた。現在ではメイドさんやアイドルの女の子が自分(客)のためだけに描いてくれるラクガキや、一瞬しかないその場の思い出をパッケージ化できる、コミュニケーションツールでありコレクターグッズとしても高い価値を持つアイテムとなっている。