僕らが[master-piece]を愛する理由 その10:受け継がれる伝統と革新。
1994年に誕生した[master-piece]も気付けば今年で創立23年。この23年の間に、洋服と同じく、バッグは随分と手に入れやすい存在になった。ファストファッションの店に行けば、[master-piece]のバッグの半額以下で歴とした「バッグのようなもの」を手に入れることが出来るし、現実問題、[master-piece]のバッグに良く似たセレクトショップのオリジナルアイテムや、どこぞのバッグブランドのアイテムだって、本家より安い値段でたくさん店頭に並んでいる。
だけど、男にとってバッグってやつは、彼女や嫁と同じくらい、いや下手したらそれ以上に長い時間を共に過ごす大切な存在だ。超個人的な意見にはなるが、正直言って、そんな大事なものを適当に選ぶやつはろくなもんじゃない。逆に言えば、そんな大事なものを作るブランドに、自信を持って”masterpiece(最高傑作)“という大層な名前をつけた[master-piece]は本当に素晴らしいと思う。自分たちの商品に、たしかな誇りと絶対的な自信が無ければ出来ないことだからだ。
しかも、彼らの創り出すマスターピース(最高傑作)は、この22年間で確実に進化を遂げている。鞄作りの伝統を受け継ぎながらも、最新技術を柔軟に取り入れるその姿勢は、ちょっとやそっとじゃ、真似することは出来やしない。[master-piece]っぽいものは作れたとしても、それは決して真の”最高傑作”には成り得ないのである。
バッグ作りに対する飽くなき情熱と、自身の”最高傑作”を更新し続ける職人的スピリット。これが僕らが[master-piece]を愛する、一番大きな理由なのかもしれない。