当サイトにて、これまで様々な形でその魅力をお伝えしてきた[master-piece(マスターピース)]。もちろん、それはメディアとブランドという関係性の中から生まれたものでもあるのだけれど、大前提として、僕らは[master-piece]のバッグの愛用者であり、ファンである。
そこで、今回の特集『僕らが[master-piece]を愛する10の理由。』では、当編集部が[master-piece]のバッグの愛用者としての立場から、"僕らが[master-piece]を愛する10の理由"を解説。まだ[master-piece]のアイテムを使ったことが無いという方も、本特集を参考にしながら、この機会に近くの取扱店にて、[master-piece]のアイテムをチェックしてみて欲しい。
Photo:Daisuke "haLu" Nishida、Text&Edit:Keita Miki
僕らが[master-piece]を愛する理由 その1:一貫した「日本製」へのこだわり。
近年、ファッションの世界でも再評価の声が高まっている”MADE IN JAPAN”。その”MADE IN JAPAN”に一貫したこだわりを持ち続けているのが、[master-piece]というブランドだ。もちろん、盲目的に”MADE IN JAPAN”なら何でも素晴らしいと言うつもりは無いし、生産拠点を海外に置きながら素晴らしいものづくりをしているブランドだって山ほどある。
けれども、[master-piece]の”MADE IN JAPAN”には確固たる意志と意味がある。他のバッグブランドと比較してパーツが多く、オリジナルのパーツも多く使用している[master-piece]のバッグを海外で生産することは難しいし、[master-piece]の”MADE IN JAPAN”には「日本の職人」を育てるという意味合いも込められているのだ(詳しくは後述)。
そういった事柄を知れば知るほど、僕らは[master-piece]を好きになるし、彼らが掲げる”MADE IN JAPAN”も好きになる。
僕らが[master-piece]を愛する理由 その2:自社工場、BASE OSAKA。
前述した[master-piece]が掲げる”MADE IN JAPAN”の核とも言えるのが、これまで『A Documentary of master-piece(工場編)』や連続ウェブ小説『僕らの工場計画』など、様々な企画で取り上げてきた[master-piece]の自社工場、BASE大阪。
パーツの多さに比例して、作業工程も必然的に多くなってしまう[master-piece]のバッグが現在の価格帯、クオリティでリリースされているのは、BASE大阪の存在があってこそ。『僕らの工場計画』でたっぷりとお伝えした職人さん達の人柄も含めて、僕らはBASE OSAKAが大好きだ。
僕らが[master-piece]を愛する理由 その3:職人を育てる姿勢。
ジャンルを問わず日本各地で見受けられる、職人の高年齢化、後継者問題。もちろん、その問題は鞄職人の世界でも起きている問題であり、BASE OSAKAはその問題を解決する為に立ち上げられたという側面もある(BASE OSAKAの成り立ちについては、『僕らの工場計画』を参照のこと)。
実際、BASE OSAKAでは多くの若者たちが、今現在も職人として在籍しており、ベテランの職人たちと共に日々[master-piece]の商品の生産に携わっている。僕らが[master-piece]のバッグを使うことは、日本の鞄職人の未来にも繋がっているのだ