ニット

本特集の中ではどちらかというと、シティ寄りのミドルレイヤー。真冬の東京によく馴染むシックな1枚をチョイスして、アウトドアシーンに於けるレイヤリングシステムとは全く異なるアプローチでスタイリングに組み込みたい。

ANDERSEN-ANDERSEN（アンデルセン-アンデルセン）の『SKIPPER JACKET』

58,000円 + 税

伝統的なデンマークのニット文化を気軽に楽しめるANDERSEN-ANDERSENの定番アイテムとして親しまれている、無駄のないシンプルなデザインのこちらのカーディガンは、同ブランドが独自に作り上げた100%メリノウールを使用。デザイナーの祖父が着用していた古い船乗用のジャケットがモチーフになったという逸話を参考にしつつ、クラシックに着こなしたい1着。

着膨れ度：■■■■□
7ゲージで編まれた、やや薄手ですっきりとしたシルエット。

保温度：■■■□□
目が詰まっているため、保温度は高い。

着まわし度：■■■■■
インナーとしてはもちろん、羽織りとしても活躍すること間違いなし。

【お問い合わせ先】
MAIDEN COMPANY
TEL：03-5410-9777
http://www.maiden.jp

忙しい船員たちがガバッと羽織ることを考慮し、裏表どちらでも着用できる仕様に。

Icebreaker（アイスブレイカー）の『M WAYPOINT CREWE SWEATER』

23,000円 + 税

程よい肉厚感と保温性を持つ中厚手タイプのローゲージセーターは、同ブランドお得意のニュージーランド産のメリノウールを贅沢に使用。衣服内環境を快適に保てる調温機能や吸湿性、抗菌防臭効果に長けたこの素材は、原料から製品化まで、すべての過程がサスティナビリティを考慮したものとなっている。特殊な防縮加工を施しているので、ありがたいことに家で洗濯もできるし、スウェット感覚で着用ができるリラックスシルエットも今の気分にぴったり。

着膨れ度：■■■■□
サイジング次第ではあるが、多少の着膨れはあり。

保温度：■■■■□
天然のメリノウールは保温性も高い。

着まわし度：■■■■■
オンオフ問わずに愛用できるシンプルなデザイン。

【お問い合わせ先】
GOLDWIN Customer Service Center
TEL：0120-307-560
https://www.goldwin.co.jp/icebreaker/

負荷がかかり易い肩部分の織りを高密度にすることで耐久性を向上。機能性を考慮したデザインがここのブランドらしい。

HERILL（ヘリル）の『CASHMERE CREWNECK KNIT』

55,000円 + 税

”生カシミア”。それだけで心惹かれてしまいそうな強い誘引力を素材名に冠したHERILLの1着は、その名前の由来にもなった無染色・無加工の、素材をそのままを生かした上質なカシミヤを使用した極上の着心地。優しい色味と独特の肉厚感は、L’ECHOPPEのコンセプターである金子氏曰く、「これ以上のカシミアを見たことがない」。

着膨れ度：■■□□□
肉厚ではあるが、着膨れ感は少なめ。

保温度：■■■□□
冬場のミドルレイヤーに最適な高い保温性。

着まわし度：■■■■■
デイリーユースとしてはいささか高額だが、非常に着まわしが効く1着。

【お問い合わせ先】
anthings
TEL：03-6447-0135
https://www.anthings.co.jp

元来”ゴールデンキャッシュ”と呼ばれている最高峰のカシミヤをL’ECHOPPEが独自に”生カシミア”と命名したそうだ。

Poutnik（ポートニック）の『Sage Wooly Sweatshirt』

20,000円 + 税

Tilak（ティラック）のトラベルラインであるPoutnikは、高機能素材を使ったデザインに定評のあるファッションブランド、ACRONYM®（アクロニウム）のデザイナーが手掛ける特別なコレクション。こちらは一見するとベーシックなスウェットシャツだが、脇下に配されたビッグサイズのポケットや計算された立体裁断など、こだわりを感じさせる機能性が特徴となっている。また、生地には”POLARTEC® POWER STRETCH® PRO”を採用。ふわりとした軽量な生地でありながら、確かな保温性と適度な通気性を誇る。

着膨れ度：■■■□□
ボリューム感は抑えめ。都会的なスタイリングにもフィットする。

保温度：■■■□□
高い保温性を持つ”POLARTEC® POWER STRETCH® PRO”を採用。

着まわし度：■■■■□
多彩なギミックが施されているが、一見するとシンプル。

【お問い合わせ先】
BARRIO
TEL：075-354-6604
http://www.barriojapan.com

表側はさながらウールニットの風合い。ライナー側は起毛の化繊素材を用いることで、汗などの吸湿放出を補っている。

着用時のストレスを軽減してくれる、小気味の良いギミック。