人と音を描く画家。 小澤雅志に訊く、絵画と音楽の関係性

by Keita Miki

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— 元々はどういう音楽が好きだったんですか?

小澤:ブラックミュージック全般ですね。ジャズ、ソウル、R&Bとか、僕ら高校生の時はR&Bが全盛期だったのでよく聴いていました。ヒップホップも。

— 高校生の頃、グラフィックデザイナーになりたいと思っていた頃に好きだったジャケットのアーティストはどの辺りのアーティストですか?

小澤:当時好きだったのは、Black Sheepとか、Pete Rockの関連作とか、Rammellzeeとか。あとはジャズですね。Blue Note関連のジャケがすごく好きで。写真と文字が組み合わされているやつ。本当によく見ていましたね、勉強としても。

— 当時からBlue Noteの作品のジャケット集とかありましたよね。

小澤:ありましたね。買ってましたもん。当時はR&Bも聞いてたんですけど、R&Bってジャケがダサいのが多かったんですよね。今見るとクラシック感があって好きなんですけど(笑)。あとはTony! Toni! Toné!が好きでしたね!
Raphael Saadiq周りがとにかく好きで。今も大好きですけど。あの感じが本当に格好良いなと思ってましたね。

— 小澤さんが今後やっていきたい方向性はどんなものですか?

小澤:展示を目的に色んな国に行きたいですね。LAでは何度かグループショーに参加させてもらっているんですけど、NYだってヨーロッパだってやりたいし、まだロンドンとか行ったこともないので、行ってみたいなと思いますね。今はその為にどうするかっていうところですかね。

— 今のスタイルを追求して、次のステージに行きたいということですね。

小澤:そうですね。最近、もうちょっと色んなものをミックスしても良いかなと思っていて。ちょっと植物を混ぜたりとか、色んな要素をミックスしていこうかなと。ミュージシャンをただ描くっていうだけだと、誰でも出来るし、よくあることなので、その中で自分がどのように人との違いを出していくかということを考えています。