MADSAKI:じゃあ早速FUCKの使い方を教えていこうと思うんだけど、本当に冗談抜きでこの言葉さえあれば、アメリカでは会話が出来るんだよ。試しにJFKを降りた瞬間、大声で「Fuck you all man!」って言ってみな? みんな「Yeahhh!!」ってすげー喜んでくれるからさ(笑)。で、FUCKの使い方についての話をすると「FUCKは文章のどこに入れれば良いんですか?」って質問を良くされるんだけど、答えは「どこでも良い」。一番強調したい言葉の前に入れるのがセオリーだけど、正直そんなのはどうでも良いんですよ。そんなことより、「This is a fuckin pen.」って言う時はfuckinにアクセントを置いた方が格好良いよ。FUCKって言葉は悪い言葉でもあるんだけどさ、ニューヨーカーにとっては自分の伝えたいことに心を込めて言う時の大切な言葉でもある。例えばこの文章。
This is the great book to learn how to use f-word.
「この本はFワードを習うためには良い本です。」って意味なんだけど、これをニューヨーカー風に言うと、
This is the great fuckin book to motherfucking learn how to motherfucking use the motherfucking f-word.
となると。「おお!すげぇ良い本じゃん!!」って思うでしょ? これは買っちゃうよね。FUCKを使うだけで本まで売れる。だからさ、Facebookとかでも真面目に書き込むより、少しFUCKを入れちゃえば良いんだよ。アメリカ人はドン引きするけど、ドン引きさせといてOKだから(笑)。あとはみんな何が知りたい?
— 挨拶!
MADSAKI:OK。普通に挨拶すると
Hi I’m madsaki. How are you doing?
こんなの全然面白くないよね。こんなこと言われても、はいはい、Fuck you man!って話で。なのでこれにFUCKを入れ込んでみましょう。
How the fuck are you fucking doing you motherfucker!
どう? たった3ワードで終わってた言葉がこんなに長くなるんだよ。これをアメリカの友達にメールしてごらん。向こうはたぶん「Oh men…What the fuck happen to you?」って聞いてくるからさ、「Nothing! Shut the fuck up man!」って返そうね。みんなもボスに「Shut up!」って良く言うでしょ? 君たちのボスがプレゼンをしてて、ウザいと思ったら「Shut the fuck up!」って言えばいい。もし女のボスの場合には「Shut the fuck up bitch!」。たぶん、すぐにクビになるよ。
一同笑