[Levi’s®]、『501®』と日本人の特別な関係性。
The 501® Jean: Stories of an Original | Episode 4『Japan』

by Mastered編集部

先だってニュースとしてもお伝えした[Levi's®(リーバイス®)]の歴史的名品『501®』の軌跡を追ったショートドキュメンタリームービーシリーズ『The 501® Jean: Stories of an Original』。その最終章となるエピソード4『Japan』がWe are 501®特設サイトにて、遂に公開を迎えた。

世界的に見てもユニークなジーンズカルチャーをもつ日本にフィーチャーした本作には、NIGO®、[NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)]の滝沢伸介、野村訓市、内田文郁など、現在の東京シーンを代表する面々が集結。全4部に渡る、この壮大なプロジェクトの真意を探るべく、ムービー制作のキーマンとなった[Levi's®]のBen Starmerに話を聞いた。

Text&Edit:Keita Miki

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多くの人たちがそれぞれに、思い思いのストーリーを情熱的に語れるということ。『501®』の魅力はそれに尽きるのでは無いでしょうか。(Ben Starmer)

— 今回のショートドキュメンタリームービー『The 501® Jean: Stories of an Original』はいつ頃から撮影をスタートしたのですか?

Ben:このプロジェクトは[Levi’s®]の『501®』が人々に及ぼした影響と、カルチャー的なストーリーという2つの側面から紐解くことを目的にスタートしたのですが、撮影が始まったのは2015年の6月頃から。75個の質問サブジェクトを用意し、4つの都市、22のロケーションで、7日間かけて撮影を行いました。当然、編集にも膨大な時間がかかっています。

— ムービーは今回公開されたエピソード4『Japan』も含め、全4作となっていますが、最終作となるエピソード4で日本にフィーチャーした理由について教えてください。

Ben:ご存じの通り、[Levi’s®]はアメリカのブランドですが、日本で独自のデニムカルチャーを形成し、長い時間をかけて、[Levi’s®]と日本人の間には特別な関係性が生まれました。これは世界的に見ても特別な事であり、日本のデニムカルチャーが世界に与えた影響は計り知れません。もちろん、僕自身も日本のデニムカルチャーに大いにインスパイアされた部分があり、そういったことを加味した結果、自然と日本にフォーカスすることとなりました。

— 具体的に、Benさんは日本のデニムカルチャーのどういった部分に影響を受けましたか?

Ben:緻密さとユニークさ。これは日本人のデニムの穿き方を見れば、すぐに分かります。他の国では思いつかないような独特の着こなしをするんです。全体のバランス感や、デニムに対するセンスも抜群ですね。

— 動画で『501®』を表現するに辺り、色々な方法が考えられたと思います。例えば、長編ドキュメンタリーを撮るとか、映画を作るとか。今回、5分から10分程度の比較的短めなドキュメンタリー映像を4回に分けてYouTubeに無料でアップしていくという手法をとったのはどうしてですか?

Ben:とても良い質問ですね。実は最初にこの企画がスタートした時、僕は1時間半のドキュメンタリーフィルムを撮ろうとしていたんです。けれど、今の消費者のテイストやテンションを考えた時、その手法は正解では無いということに気付きました。

— Benさんが初めて穿いた[Levi’s®]、そして『501®』のことを覚えていますか?

Ben:初めて[Levi’s®]のジーンズを穿いたのは6歳の時。生憎ロットナンバーは忘れてしまいましたけど(笑)。『501®』は12歳の時が最初ですね。その後、高校生の時には今は無きローライズのブーツカットを穿いたりと色々と迷走はしましたが(笑)、『501®』と『606®』は変わらず、ずっと好きなモデルです。

— 映像の中では、世界中の様々な人々が『501®』の魅力を語っていますが、このムービーを作り終えた今、Benさんは『501®』の魅力についてどのように考えていますか?

Ben:今お話していたように、多くの人たちがそれぞれに、思い思いのストーリーを情熱的に語れるということ。『501®』の魅力はそれに尽きるのでは無いでしょうか。それだけ多くの人達にとって身近であり、色々な思い出が詰まったデニムなんです。どんな時に穿いたか、人生においてどんなターニングポイントとなったか。それぞれが感情を零しながら話す姿はとても魅力的ですし、世界中を探してもそんなデニムは『501®』以外にありません。

— 映像を制作する前と制作後で、『501®』に対する印象に変化はありましたか?

Ben:私の[Levi’s®]におけるキャリアは、サンフランシスコにある[LEVI’S® VINTAGE CLOTHING]の専門ショップのスタッフとしてスタートしているのですが、土地柄、観光客も多く、働いている間に、世界中のお客様からそれぞれの『501®』に対する想いを聞くことが出来ました。今回の映像では、世界中のアイコンとされる人々に話を聞きましたが、昔店頭で会話していたお客様と重なる部分も多く、そういった意味では、『501®』の魅力というのは誰にとっても等しいものなんだなということを再認識することが出来ました。

— 映像を制作する上でリサーチにも多くの時間を費やしたのではないでしょうか。

Ben:そうですね、リサーチには計6ヶ月を費やしました。先ほどもお話した、アイコンと呼ばれる方々が多く参加してくれたことも幸運に思います。多くの人々の協力があり、今回こういった形で作品を世に残すことが出来ました。

— このエピソード4『Japan』をキッカケにムービーを見る日本の消費者も多いと思うのですが、作り手側としては、この映像から何を感じて欲しいと思っていますか?

Ben:見る人次第ではあるので、強制は出来ませんが、『501®』というマスターピースが世界のカルチャー史や歴史において、どのくらい重要なモノだったのかということを各々が考えてくれたら嬉しいですね。そして、これからもそうであって欲しいなと思っています。

— ムービーの中で出て来た「長い人生で様々な体験をしてきた。時には同じ出来事もあった。そして様々な時代を見てきたが、時代が変わっても[Levi’s®]は不変。」という言葉が個人的には印象的だったのですが、不変性ということについて[Levi’s®]はどのように考えていますか?

Ben:もちろんタイムレスな要素は常に持つようにしていますが、意識的に変わらないようにしている訳では無いんです。例えば『501®』は時代と共に、少しずつフィット感が変わっていますし、その時代の消費者に合わせて、部分的なマイナーチェンジを繰り返しています。何かと慌ただしい時代ですが、決して流されず、時代や消費者に上手くアジャストしていくことが重要だと私たちは考えています。

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