3年前からTakumiは東京に住み、一方、”芽生”という名前でモデルとしても活躍しているMeiは、現在、日本とアメリカを往き来しながらMIRRRORとしての活動を行なっている。しかし、ふたりとも、ゆくゆくはアメリカでの本格的な活動を視野に入れているという。2019年夏、ふたりは日本での大きな目標のひとつだった『FUJI ROCK FESTIVAL』への出演を果たした。アメリカでの活動に向けて、MIRRRORは着実に階段を上っている。
— この特集はLeeの『101』にちなんで”スタンダード”をテーマにしているのですが、ふたりにとってのスタンダードな音楽はどういったものですか?
Takumi:やっぱりR&B、ソウル、ヒップホップ、そしてジャズ。これが自分のスタンダードですね。R&Bは2000年代の初めの頃──自分が中学生のときに聴いていたものが中心かな。
Mei:私はR&B。やっぱり2000年代前半で、特に女性ボーカルの音楽がスタンダードになっていますね。いちばん分かりやすいのはBeyoncé(ビヨンセ)。あとはKeyshia Cole(キーシャ・コール)とか。あの頃って、R&Bがポップスになっていた時代なんですよね。聴いていたのはアメリカにいた10代の頃だから、いちばん心に残ってる。
— アメリカにはいつまで住んでいたのですか?
Takumi:3年前まで。日本に来たのは結構最近なんですよ。
Mei:私は19歳のとき。家族はまだアメリカにいて、自分は今、行ったり来たりしてる。
— 日本に来たのはどんな理由が?
Mei:それぞれに理由があるんです。私はアメリカで高校を卒業したあと、ちょっと大学に通っていたんですけど「なんか違うところに行ってみたいなぁ」っていうノリで東京に来たら思ったより長くなって(笑)。最初は東京に遊びに行くくらいの感覚だったのに、気づいたらモデルの仕事をし始めていたり。
Takumi:自分は3年前に日本に来たんです。以前から「一度は東京に住んでみたい」っていう気持ちがあったのですが、3年前に「今が日本に行くいいタイミングかな」と思って。東京が好きだというのもありますけど、一番はサンフランシスコではない場所で自分のアイデンティティを求めて来たという感じですね。
— 普段のファッションはどんなスタイルですか?
Takumi:基本的にはルーズな感じですね。帽子とサングラスのどちらかは必ず着けてるかな。将来的には違うスタイルになると思うけど、今はこれ。
Mei:私はメンズのアイテムを入れて、ラフな感じで。シンプルなスニーカーとオーバーサイズのTシャツとボトムが多いです。デニムも結構穿きますね。むしろ、最近は自分のなかでめっちゃ流行ってる。ここのところよくデニムを買うんです。シルエットはやっぱりオーバーサイズで。
— 今年は『FUJI ROCK FESTIVAL』に出演しましたが、出演が決まったときはどんな気持ちでしたか?
Takumi:事務所からLINEが届いた瞬間、泣きましたね(笑)。
Mei:ちょうどアメリカにいて時間差で知ったんですけど「やばい!」って、観ていた映画を止めちゃいましたね(笑)。6年くらい東京に住んでいて、音楽とかモデルとかいろいろな仕事をしてきましたが、日本で最後にやりたいことが『FUJI ROCK FESTIVAL』への出演だったんです。
Takumi:しかも、今年の初めに掲げた目標に”FUJI ROCK FESTIVAL出演”を入れていたんですよ。
— 実際に出演してみていかがでしたか?
Mei:「ひとつの夢が叶った」っていう感じでした。いちばん仲の良い友達とそんな体験ができて最高すぎましたね。
Takumi:自分は「やっと、初めの一歩を踏み出した」と思いましたね。本当に楽しくて、そしてこれからも楽しみです。
— 現在はTakumiさんが日本、Meiさんがアメリカを拠点にしていますが、今後はどのように活動していく予定ですか?
Mei:アメリカに連れていく!
Takumi:いずれはアメリカでずっとやっていきたいですね。その前にアルバムの制作も考えています。今年は昨年よりもいろんな出来事があったから、今はとにかく表現したくてたまらないんです(笑)。
レーベル:Spincoaster
■収録曲
01. ice cold
02. 35
03. celsius
04. shed
05. console
06. never fall in love
アメリカを代表する老舗デニムブランド、Leeのアイコンであり、最もスタンダードなモデル。
往年のライダースジーンズを現代風にアレンジした日本製の本格モデルは、デニム本来の質実剛健な無骨さを持ちながら、合わせる洋服を選ばない高い汎用性が特徴。
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Lee Japan
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