松本祥が語るように、シューゲイザーからポストロック、エレクトロ、さらにはJ-POPまで、幅広いジャンルの要素をミックスさせながらも、そのサウンドは実に独創的で、先進性を感じさせてくれる。しかも、個々のメンバーが嗜好する音楽は多岐にわたっており、今後、ravenkneeのサウンドがどのような方向性で展開されるのかは全くの未知数でありながら、同時に期待感も抱かせてくれる。そんな、目新しいサウンドを模索し続けるravenkneeは、どのような音楽をスタンダードと捉えているのだろうか。
—先進的な音楽を展開するravenkneeが考えるスタンダードな音楽とはどのようなものですか?
安田:Radioheadも『OK COMPUTER』をリリースしたときには先進的と言われていましたが、今はベーシックな音楽として捉えられていますよね。時代の流れに淘汰されず残っていくものがスタンダードですが、ravenknee自体がそういった存在になりたいと思いますね。
祥:アパレルだとトラディショナルなスタイルだったり、デニムだとどんなスタイルにも合わせられたりと、スタンダードが確立しやすいと思うのですが、ravenkneeはスタンダードという概念を定めにくいというか、定めないところがバンドの共通意識かもしれません。
山口:むしろ今、この5人で集まってravenkneeというバンドをできていることが大事かなと思いますね。
祥:考えるのは、自分たちが意識する音楽をスタンダードにしていきたいということ。メンバーはそれぞれ嗜好がバラバラですが、それが合わさったときのravenkneeという存在をスタンダードにできるよう努力していきたいですね。そして5年後、10年後くらいに「あの音楽って、ravenkneeがやり始めたよね」って言われるようになりたい。
安田:「ravenkneeっぽいね」みたいな(笑)。
—今、デニムの話が出ましたが、普段デニムを穿くことは?
全員:穿きますね。
祥:僕はかなりダメージが入ったデニムとかを穿きます。
安田:実は児島(岡山県倉敷市)の学校に通っていたので、デニムは日常的だったんですよ。
祥:僕と彼は岡山出身なので。
安田:服飾だったのですが、学校行事はとにかくデニム絡みばかりでした。街にもデニムが吊ってあったりと、デニムはすごく身近な存在ですね。
祥:中学生くらいのとき「いい服を着せてあげたい」みたいな感じで、誕生日に親からプレゼントされたのがデニムでしたね。今も古着を探したりするくらい、身近なアイテムです。
—最後に今後の活動予定を教えてください。
joe:2019年には、できればアルバムを出して、フェスへの出演など、全国各地を回りたいですね。
品番:LASCD-0087
レーベル:ラストラム
価格:1,200円 + 税
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