Leeの『101』を通して考える、僕らのスタンダード – ravenknee –

by Atsushi Hasebe

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5年後、10年後に「あの音楽ってravenkneeがやり始めたよね」って言われたい(松本祥)

松本一輝
Guitar。
AMERICAN RIDERS 101Z(LM5101-526) 13,000円(Lee Japan TEL:03-5604-8948)、FACCIESのニットカーディガン 25,000円(4K TEL:03-5464-9321)、WRAPINKNOTのニットTシャツ 19,000円(HEMT PR TEL:03-6721-0882)、ptarmiganのレザーシューズ 29,000円(face co.ltd TEL:03-5738-1872)

松本祥が語るように、シューゲイザーからポストロック、エレクトロ、さらにはJ-POPまで、幅広いジャンルの要素をミックスさせながらも、そのサウンドは実に独創的で、先進性を感じさせてくれる。しかも、個々のメンバーが嗜好する音楽は多岐にわたっており、今後、ravenkneeのサウンドがどのような方向性で展開されるのかは全くの未知数でありながら、同時に期待感も抱かせてくれる。そんな、目新しいサウンドを模索し続けるravenkneeは、どのような音楽をスタンダードと捉えているのだろうか。

—先進的な音楽を展開するravenkneeが考えるスタンダードな音楽とはどのようなものですか?

安田:Radioheadも『OK COMPUTER』をリリースしたときには先進的と言われていましたが、今はベーシックな音楽として捉えられていますよね。時代の流れに淘汰されず残っていくものがスタンダードですが、ravenknee自体がそういった存在になりたいと思いますね。

祥:アパレルだとトラディショナルなスタイルだったり、デニムだとどんなスタイルにも合わせられたりと、スタンダードが確立しやすいと思うのですが、ravenkneeはスタンダードという概念を定めにくいというか、定めないところがバンドの共通意識かもしれません。

山口:むしろ今、この5人で集まってravenkneeというバンドをできていることが大事かなと思いますね。

山口勇人
Percussion / Manipulator。
AMERICAN RIDERS 101Z(LM5101-526) 13,000円(Lee Japan TEL:03-5604-8948)、FACCIESのニットプルオーバー 32,000円(4K TEL:03-5464-9321)、MOONSTARのスニーカー 8,900円(MOONSTAR CUSTOMER CENTER TEL:0800-800-1792)

祥:考えるのは、自分たちが意識する音楽をスタンダードにしていきたいということ。メンバーはそれぞれ嗜好がバラバラですが、それが合わさったときのravenkneeという存在をスタンダードにできるよう努力していきたいですね。そして5年後、10年後くらいに「あの音楽って、ravenkneeがやり始めたよね」って言われるようになりたい。

安田:「ravenkneeっぽいね」みたいな(笑)。

—今、デニムの話が出ましたが、普段デニムを穿くことは?

全員:穿きますね。

祥:僕はかなりダメージが入ったデニムとかを穿きます。

スタンダードなシルエットの101Zはさまざまなスタイルに合わせやすい。ノンウォッシュのリジットタイプなら、キレイ目なスタイルにもより映える。

安田:実は児島(岡山県倉敷市)の学校に通っていたので、デニムは日常的だったんですよ。

祥:僕と彼は岡山出身なので。

安田:服飾だったのですが、学校行事はとにかくデニム絡みばかりでした。街にもデニムが吊ってあったりと、デニムはすごく身近な存在ですね。

祥:中学生くらいのとき「いい服を着せてあげたい」みたいな感じで、誕生日に親からプレゼントされたのがデニムでしたね。今も古着を探したりするくらい、身近なアイテムです。

—最後に今後の活動予定を教えてください。

joe:2019年には、できればアルバムを出して、フェスへの出演など、全国各地を回りたいですね。

ravenknee
東京を拠点に2017年12月始動。同日”daydreaming(short ver.)”をYouTubeに公開し注目を浴びる。2018年4月に自主制作盤”1st EP”をTOWER RECORDS渋谷店・HOLIDAY! RECORDS・The Domesticにて販売開始。同年8月には早々とSUMMER SONIC 2018に出演し、同月末”OVERDOSE”を配信リリース。11月にはDebut EP”PHASES”をリリース。ドラマティックに高揚するエレクトロサウンドをベースに、透き通った歌声で表現する世界は生々しく美しい。
https://ravenknee.com/

Lee『101Z』 LM5101-526 13,000円+ 税
アメリカを代表する老舗デニムブランド、Leeのアイコンであり、最もスタンダードなモデル。史上初めてジップフライが採用されたモデルで、そのストレートなシルエットは100年近く愛され続けている。写真のワンウォッシュしたモデルをはじめ多数のバリエーションが用意されているが、いずれも日本製でハイクオリティなデニムだ。

ravenknee Debut EP ”PHASES”』

11月にリリースされたばかりのデビューEP。ミックスエンジニアは、サカナクション”さよならはエモーション”等、数々の作品を手掛ける土岐彩香が担当。アートワークを手掛けたのは、ONE OK ROCK、Perfumeなどのアートワークでも知られる塩野大地。

品番:LASCD-0087
レーベル:ラストラム
価格:1,200円 + 税

【Lee商品のお問い合わせ先】
Lee Japan
TEL:03-5604-8948
http://www.lee-japan.jp