Leeの『101』を通して考える、僕らのスタンダード – The ManRay –

by Mastered編集部

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50年後に聞いても良いといってもらえるような音楽をやっていきたい。(Ko)

—今こうやってバンドの軸ができてきたなかで、今後こうなっていきたいかなどの方向性はありますか。

タクロウ:やっぱりバンドでやるからにはバンドで出せる音を大切にしていきたいですね。今のように音数が少なくてもちゃんと踊れちゃったりするような。

リュウジ:ロックも踊れる音楽だと思ってますから。縦ノリも横ノリもどっちもアリで、とにかく踊らせたいっていう気持ちは大きいですね。

コウ:あとは50年後に聴いても良いといってもらえるような音楽をやっていきたいです。前にみんなで話したんですけど、最近の音楽は1回Youtubeで聴いたら忘れちゃう曲が多いなって。そうではなくて、1回聴いてもまた戻って聴きたくなる音楽を作っていくのが今後の課題ですね。

—確かに、今の音楽の消費のされ方は早いですからね。

タクロウ:そういう意味で、音楽もですがその流れに逆らっていこうっていうスタンスというか想いはありますね。

—曲を聴いていてそういうスタンスが伝わってきます。ちなみに、どうしてThe ManRayなんですか。

タクロウ:実はこれは本当に深い意味はないんですが、写真家のマンレイ展を見に行ったんですね。しかも被写体がロックな人が多かったんで名前のロゴとかも頭に残っていたんです。で、ライヴやるってなった時にバンド名決めなきゃ。とりあえず今はThe ManRayでいこうってなって、そのまま今に至っています(笑)。

—実在の人物だと印象に残りやすいっていうのはあるかもしれませんね。

リュウジ:あとは、一応、”人類の光”みたいな意味もあるんですがね。

The ManRay
2014年、都内にて結成。荒々しく土臭いサウンドに気怠いなかに苦みを効かせたヴォーカル。クールかつルードな佇まいで、時代に媚びないロック美学を熱く貫くリアル・ロックバンド。2017年6月に1st.EP『You will be mine』をリリース。リードトラック「Brown sugar」が Spotify 国内バイラルチャートで2位まで駆け上がるなど、そのサウンドに注目が集まる。2018年4月18日に 2nd.EP『Fly To The Moon』をリリースしたばかり。

—最後に、みなさんはファッションについてこだわりみたいなことはありますか。

コウ:1番ハイブランドとか着ていたのは、タクロウですかね。

タクロウ:確かに昔は無理していろいろ着ていたんですけれど、なんかもうそういうのいいやって(笑)。

コウ:自分はなんか、50年、60年代のジャズマンみたいなのはかっこいいなって思いますけどね。チェット・ベイカーの映画見ててみんなおしゃれだなぁって。といいつつ、Supremeも着るし古着も着るしテイストはバラバラです(笑)

リュウジ:僕は細身が好みなので、今日ここに着てきた私服も実はレディースなんです。あんまり着方がわからないから、ぴったりしていればどうにかなるかなみたいな感覚なんですが(笑)。

タクロウ:ちなみに『Life Goes On』っていう曲のMVで自分が着てるのはLeeのデニムジャケットですね。ライヴの衣装で着たりしてるんでボロボロですが今でも愛着あります。