編集部員の自腹買いアイテムを一挙公開! 2024年秋冬着倒れ総括~除夜の服~

by Keita Miki

結局米の価格は下がらなかったけど、今季も着倒れは、ありまぁす!!!

てな訳で今シーズンもやって参りました大人気企画”着倒れ総括”。毎度の説明にはなりますが、EYESCREAM.JP、そしてその前身となるファッションサイトCLUSTER時代から脈々と続く本企画は、日夜様々な洋服を見続けている編集部員達が金に糸目を付けず物欲のままに購入した自腹“お買い物”の数々を、昔ながらの座談会形式で振り返り、その編集作業を通して自責の念に苛まれる、という反省系企画であります。

今回反省をするメンバーは編集長 三木、編集 手島、編集 長谷部という計3名。気付けばインターネット上にも随分と我々の『着倒れ』インスパイア系の企画をやるファッションメディアが増えましたが、あえて言いましょう。あなた方とは(使っている額も、服飾エンゲル係数も、洋服への愛情も、全然)違うんです!

それでは早速ですが、クローゼットもパンパン、クレジットカードもパンパンの状態で、文字通り“着倒れ”そうになりながらも洋服を愛した我らの生き様、とくとご覧くださいませ!!

Photo:Kazuki Miyamae

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blackmeans(ブラックミーンズ)のスタジャン(購入者:三木)

編集長 三木(以下、三木):blackmeansだけあってレザーとメルトンの質感が最高。数字は好きなものを入れられるとのことだったので漢のスリーセブンでオーダーしました。白いアウターを着るのが久しぶりすぎで、袖が汚れないか、今から既に心配です。

編集 手島(以下、手島):スタジャン、再燃してますね~。

編集 長谷部(以下、長谷部):この数年、毎年僕もスタジャンを買おうかと思いながら、買い逃しています。

by Parra(バイパーラ)のジャケット(購入者:手島)

手島:Parraのアートをそのままスティッチしたパッデッドジャケット。アートを纏う。大人ですね。

三木:テトリスやりたくなりますね!

長谷部:ジオメトリックっぽいデザイン。

TAION(タイオン)のダウンベスト(購入者:長谷部)

長谷部:これにライトアウターを組み合わせれば、東京の冬はほぼ過ごせるんじゃないかって感じのダウンベスト。すっかりラペルドジャケットの下にも定番化しつつあるTAIONですが、こちらはミリタリーライン。やり過ぎていない仕様が丁度良いです。

手島:コスパもヤバいですよね。

三木:僕も今年、TAIONを初体験したのですが、あまりの軽さに驚きました。

MAGIC STICK(マジックスティック)のリバーシブルMA-1(購入者:三木)

三木:ボアが付いたMA-1という意味では街で女の子が着ているのを良く見かけますが、巷の安いやつとは全然違って、ちゃんとメンズが着ても違和感が無い用にデザインされています。表面的なデザインではなかなか差別化が難しい時代ですけど、せめて僕らはきちんと作られたものを身につけないといけないよな~と思う今日この頃です。

手島:ほんとそれ。今シーズン買ったもので、いくつかミスったものもあったし。

長谷部:表面的なデザインはAIですぐ真似出来ちゃいますからね。ますます大事にしなきゃならないポイントでしょうね。

BAL(バル) × Marmot(マーモット)の『BAL / MARMOT GORE-TEX®︎ LIGHT SPEED JACKET』(購入者:手島)

手島:通称・黒ゴア。ある意味到達点的なアンセムウェアということもあり、拘りのディテールに脱帽です。

三木:懐かしさの中に新しさもあり、というやつですね。

長谷部:新体制のMarmot、今後も要注目です。

Nothing(ナッシング)のジャケット(購入者:長谷部)

長谷部:いま世界で一番イカしてるんじゃないかと思われるテックメーカーが、NothingとTeenage Enginnering。スマホやヘッドホンが本業のNothingがなぜかアパレルを展開。それもTeenage Enginneringのスタッフと一緒に作ったというのだからついつい欲しくなっちゃった次第です。

手島:これ、知らなかったです。高確率で素通りされそうなストイックなウェア。こういうのも含めてNothingっぽいと感じてしまうのもブランディングですね~。

三木:Nothingってあのスケスケのやつですよね? 服はスケスケじゃないんですね。

clumsy. pictures(クラムジー ピクチャーズ)の『SHORT M-65 FIELD PARKA』(購入者:三木)

三木ニュースでも紹介しましたが、神田のスケボー屋さん、Prime Skateboard Storeが手掛けるclumsy. picturesの新作。スケートショップらしく、価格帯も丁度良いです。意外とパターンがレディースっぽいので、女の子にもオススメ。

手島:無骨さが良い感じですね。神田のスケートショップ発というバックグラウンドも気になります。お店行ってみよ~。

長谷部:神田は、かつてスポーツショップとアメカジの街でもありましたからね。

Standard California(スタンダード カリフォルニア)のライナージャケット(購入者:三木)

三木:古着屋さんで良く売っている”アレ”を綺麗に、現代的に、新品で作った感じなんですが、僕は古着が苦手なのでこういうアイテムはとても嬉しいです。Standard Californiaが末永く愛される理由が良く分かります。

手島:三木くん、本当に落ち着いたよね。

長谷部:この手のトラディショナルなアイテムがまた脚光浴びてるのは、なんとなく嬉しいです。