まだまだコロナ禍の終わりは見えないけれど、やっぱり今季も着倒れは、ありまぁす!!!
てな訳で今シーズンもやって参りました大人気企画”着倒れ総括”。毎度の説明にはなりますが、EYESCREAM.JP、そしてその前身となるファッションサイトCLUSTER時代から脈々と続く本企画は、日夜様々な洋服を見続けている編集部員達が金に糸目を付けず物欲のままに購入した自腹“お買い物”の数々を、昔ながらの座談会形式で振り返り、その編集作業を通して自責の念に苛まれる、という反省系企画であります。
今回反省をするメンバーは編集長 三木、"スーパーバイザー改めスーパーヒッピー" 編集 長谷部、”大きなカメラ小僧” 編集 重竹、"派手にやれ" 編集 齊藤、”令和の格闘王” 編集 間宮、”中盤のダイナモ” 編集 加藤という計6名。気付けばインターネット上にも随分と我々の『着倒れ』インスパイア系の企画をやるファッションメディアが増えましたが、あえて言いましょう。あなた方とは(使っている額も、服飾エンゲル係数も、洋服への愛情も、全然)違うんです!
それでは早速ですが、クローゼットもパンパン、クレジットカードもパンパンの状態で、文字通り“着倒れ”そうになりながらも洋服を愛した我らの生き様、とくとご覧くださいませ!!
Photo:Kazuki Miyamae
三木:2021年に設立20周年のN.HOOLYWOOD。20周年と言われると自分がすっかりおじさんになっていることにも納得です。
重竹:『517』や『646』、霜降りパーカーあたりが懐かしいですね。
長谷部:存在感ある20年だったからか、まだ20年かとも感じるけどね。
加藤:20年間続くブランドって、本当にすごい。
齊藤:歴史ある良いブランドはちゃんと残っていきますね。素晴らしい!
間宮:ブランドと共に年を取るなんて、贅沢な人生だ。
重竹:1970年代のものらしいんですけど、その他の年代との違いはよく分かりません。形、素材、雰囲気はかなり好きな感じですが、いかんせん街で被りますね。ちなみに、胸元のピンズはTOMASONがデザインしたもの。
齊藤:中田商店のおじさんやお兄さんに聞くと、そこらへん異常に詳しく教えてくれますよ。
加藤:必要以上に教えてくれますよね(笑)。
長谷部:必要以上に知りたくなったら、詳しい人、紹介するよ。
間宮:ミリタリーアイテムは値段の変動がある為、先読みが重要。
三木:レインボーブリッジ、封鎖出来ません。
加藤:色々なコーチジャケットを試しましたが、ここのがダントツで気に入ってます。素材感、着丈と身幅のバランス、アームの太さ、ネックの詰まり具合、すべてが最高です。
重竹:ラグラン袖ってのも良いね。
間宮:ハイテクもいいけど、人が着てるのを見るとたまに着たくなる。
齊藤:着てみて分かる自分にピンとくるものこそ、長く愛用できますよね。
三木:ローディーが着てそうで良いね。
長谷部:そんなにコーチジャケットに強いこだわり持ってたとは!
間宮:1950年代のベルギー軍のコットンレーヨンなんて私しか着る人いないでしょ。という事で購入したのですが、やはり1枚しかオーダー付かなかったようです。
齊藤:このカモの雰囲気が良いです。素材がしっとりしているんですね。
重竹:生地がすごかったです。
加藤:唯一のオーダーが間宮さんっていうのもさすがです!
三木:匍匐前進させたらめちゃくちゃ早そう。
長谷部:50年代のベルギー軍!? それもレディースで。僕の知り合いに1人だけ、こんなん好きそうな人がいます。紹介したいような、紹介したくないような……。
三木:雨用に購入。カラーリングがすごく自分好みです。
長谷部:雨用って言い訳で、この手のアイテムもついつい増えがちです。
加藤:今年の梅雨は長かったですね。
重竹:長い夏が終わったら、台風シーズンの幕開けです。
間宮:贅沢な言い訳ですが、必要経費です。
齊藤:もう雨は飽きました……。
長谷部:昨年、別ブランドのモノだったけど、コーデュロイ素材の1stデザインのジャケットを購入。それがヤケに調子良かったので、今シーズンは2ndデザインのジャケットを。ヴィンテージライクなディテールなので、着こんでよれてきたら、もっといい感じになりそう。
三木:良いブランド名ですね。
重竹:それでは、来年は3rdを。
加藤:Made in JAPANっていうのが魅力的ですね。
齊藤:今のままでも着込んでる感が出てますね!
間宮:長谷部さんの体の形に仕上がってますね!
重竹:いわゆる”オールドノーティカ”。裾と袖にリブが入ってない、デカい、柔らかいと言う3つの条件に基づいてレザージャケットを探した結果、Sean John(ショーンジョン)とこちらの2択になり、迷った挙句、こちらを選択。
加藤:Sean Johnには大変お世話になりました。
三木:Sean Paulのこともたまには思い出してあげてください。
齊藤:くるっとまとめてバッグに入れられそう。
間宮:レザーで肩凝らないのが最高ですね。
長谷部:90年代っぽいね。
齊藤:目が冴えるムラ染めです。カラフルだったら何でも良いって訳じゃないんです。自分にしかわからない謎のこだわりです。
間宮:水辺に浮かぶ花びらの様で綺麗ですね。
三木:美川憲一さんが着てそうですね。
重竹:そのこだわりは齊藤さんを見ていると伝わってきますよ。
加藤:色の取り入れ方、勉強になります!
長谷部:ちゃんとバックグラウンドを感じるカラフルさですからね。
三木:手元に届いた時には既に暑くて、まだ一度も着ていないのですが(笑)、秋にガンガン着ようと思っています。こういうクラシックなコートはあまり持っていないので、意外と新鮮かも。
長谷部:確かに新鮮。襟の形も良いね。
加藤:クラシックなコート、憧れはありますが未だに手が出せずです。
重竹:こういうコートで光沢があるの珍しくないですか?
間宮:SOLARIS&Co.から目が離せません!
齊藤:凛としてます。
加藤:プライベートでかなりお世話になってるGOALSTUDIOのアイテムは、サッカーとファッションを融合したデザインが最大の魅力です。これはスタジアムでのスポーツ観戦用に製作されていて、ボタンがすべてサッカーボールになっています。
間宮:ボタンのデザインはポイント高いね。ユーモアって大切。
齊藤:GOALを目指す全ての人へ。コンセプトが今に響く感じが良いですね〜。
重竹:着ているイメージがあまり湧いてこないけど、ともあれ格好良いコートだね。
三木:仕事ではイエローカードばかり。
長谷部:そのうち、ハットトリック決めてくれるでしょ。
三木:レインコート代わりに使える撥水コート。膝丈まである雨用のアイテムは本当に重宝します。切り替え部分もセンス良し。
重竹:この部分で切り替わっているコートは、あまり見たことないかもしれません。
長谷部:ロングの撥水コートは数あれど、このシルエットは珍しいよね。
加藤:大きめのポケットもポイントですね。
間宮:素材とシルエットの妙。
齊藤:雨合羽にならない撥水コート、良き。