編集部員の自腹買いアイテムを一挙公開! 2018年春夏着倒れ総括〜俺の不幸は服の味〜

by Mastered編集部

ワールドカップもフジロックも終わっちゃったけど、やっぱり今季も着倒れは、ありまぁす!!!

てな訳で今シーズンもやって参りました大人気企画”着倒れ総括”。毎度の説明にはなりますが、EYESCREAM.JP、そしてその前身となるファッションサイトCLUSTER時代から脈々と続く本企画は、日夜様々な洋服を見続けている編集部員達が金に糸目を付けず物欲のままに購入した自腹“お買い物”の数々を、昔ながらの座談会形式で振り返り、その編集作業を通して自責の念に苛まれる、という反省系企画であります。

今回反省をするメンバーは編集長 三木、"ベテラン過ぎるニューカマー" 編集 手島、"スーパーバイザー改めスーパーヒッピー" 編集 長谷部、”大きなカメラ小僧”編集 重竹、”座布団3枚持ってきて”編集 山田という計5名。気付けばインターネット上にも随分と我々の『着倒れ』インスパイア系の企画をやるファッションメディアが増えましたが、あえて言いましょう。あなた方とは(使っている額も、服飾エンゲル係数も、洋服への愛情も、全然)違うんです!

それでは早速ですが、クローゼットもパンパン、クレジットカードもパンパンの状態で、文字通り“着倒れ”そうになりながらも洋服を愛した我らの生き様、とくとご覧くださいませ!!

Photo:Kazuki Miyamae

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Maison Margiela(メゾン マルジェラ)のコート(購入者:三木)

編集長 三木(以下、三木):いつの間にか三十路を過ぎまして、流石にそろそろ大人っぽい服でも着ようかなと思い、春夏シーズンから人知れず「私服メゾン化計画」をスタートさせました。その結果「春のマルジェラ祭り」と題したマルジェラ爆買いフェアが、財布とクレジットカードに深刻なダメージを残しまして、それと引き換えに手に入れたのがこちらのコート。マルジェラ時代のHERMES(エルメス)のコートにも通じる美しいベージュの比翼コートでただただ素敵です。たまに「マルジェラのいないマルジェラなんてマルジェラじゃない」的なことを言う人もいますが、僕はガリアーノのマルジェラも十分素晴らしいモノづくりをしていると思います。

編集 山田(以下、山田):美し~い極上ベージュですね。

編集 長谷部(以下、長谷部):ついに……。

編集 重竹(以下、重竹):これ、撮影の時にこっそり触りましたが、しっとりしてました。

編集 手島(以下、手島):まさに一張羅、大事に着ようね。

VAINL ARCHIVE(ヴァイナル アーカイブ)のレザージャケット(購入者:手島)

手島:星玄人の世界観を彷彿とさせるような……。ある意味そんなレザージャケットです。

長谷部:星玄人の世界観? 新宿・歌舞伎町って感じっすか!?

重竹:映画『凶悪』のピエール瀧がこういう雰囲気のレザージャケットを着ていて格好良かったです。

三木:重竹くん、背丈とがたいはピエールっぽいもんね。

山田:大きい帽子、被って欲しいです!

THE NERDYS(ザ ナーディーズ)のロガージャケット(購入者:長谷部)

長谷部:ミリタリーなルックスなのに、撥水&ストレッチ素材を使ってるうえ、各所にメッシュ部分も設けられた嬉しい仕様。自分が着ると、このジャケットの可愛さが失われ、普通にオッサン臭くなってるんじゃないかという不安を感じながらもヘビーローテーション。

重竹:これ、個人的にどこのやつか気になっていました。

三木:ボタンがでかくて可愛いですね。

山田:色も可愛いです。

手島:柄シャツとの落差がすごい。

ENGINEERED GARMENTS(エンジニアド ガーメンツ)のワークジャケット(購入者:重竹)

重竹:薄手のナイロン素材でパッカブルになっておりまして、バッグに常に入れておきたくなるやつです。雨の日や、陽が落ちて肌寒くなってきたときなどにざっくり羽織れて重宝しています。ボタンを一番上まで閉めて着たときの北の偉い人っぽいシルエットが、気に入ってます。

長谷部:バッグに常に入れておきたくなるヤツを毎年1枚はどこかで無くすのは、どうしたら防げるのでしょう?

三木:お酒を飲まないことが一番大事だと思います。

山田:大事MANブラザーズバンドに聞いてみましょう。

手島:でも意外だけど、長谷部さんはあまりお酒飲まないですよね。

NIKE CHALLENGE COURT(ナイキ チャレンジ コート)のデニムジップジャケット(購入者:山田)

山田:トレンドのハイネックジップジャケットを探していたところ、原宿の古着屋Pigstyでこのジャケットを発見。ナイキ × ケミカルウォッシュのブラックデニムという組み合わせが珍しく、迷った挙句購入することにしました。巷の流行りはナイロン系のハーフジップですが、これはこれで気に入っています。

三木:ハイネックジップジャケットがトレンドだということを今初めて知りましたよ、えぇ。

長谷部:思いっきり80年代っぽいねー。

重竹:これは古着ならでは、って感じですね。かっこいいです。

手島:センスいいね。

Acne Studios(アクネ ストゥディオズ)のムートンコート(購入者:三木)

三木:てな訳で、「私服メゾン化計画」の一環として、すんごい高いコートも某セールで破格でゲット。元ネタは例のバッファローコートだと思うんですが、Acneが作るバッファローコートってのが面白いなと思いまして。某雑誌編集部の悪そうなお友達とお揃いで購入したので、冬はお揃いでこれを着て、新宿にでも繰り出そうかと思っています。

山田:めちゃくちゃあったかそうですね。

重竹:これ持ったとき、油断してたのもあるのですが、重すぎて手首をもっていかれそうになりました。

長谷部:新宿で何すんの?

手島:星玄人の世界観ですよ、長谷部さん。

Uniqlo U(ユニクロ ユー)のマキシコート(購入者:手島)

手島:お値段以上のユニクロU。「どこのですか?」率が異様に高いのもポイントです。

長谷部:Uniqlo Uは僕もヘビーウエイトのTシャツを数枚買いました。

三木:僕は今年もUNIQLO製品は靴下しか買いませんでした(えっへん)。

山田:Uniqlo U、私もじーっとECサイトをチェックして、どれを買おうかと目論んでいます。

重竹:もう遅いのでは……。