こうして5人のカバン人からの求婚を受けたカバン姫でしたが、彼女は突如として求婚を断り、その場所から逃げ出しました。
カバン人たちの必至のアピールを見ている内に、彼女は重大な事を思い出したのです。
「私はこの世界の人間では無い。早く自分の世界に帰らなきゃ。」
おじいさんとおばあさん、そして彼女に求婚を行ったカバン人達は全力で彼女を追いかけました。
「もうダメだ………捕まっちゃう………自分の世界へ帰らなきゃいけないのに………」
そんな想いも空しく、捕まって檻の中に閉じ込められてしまうカバン姫。
「もう一生、私はここから出られないのかな?」
「お願い! 誰か助けて………」
………カバン姫が目を覚ました時、そこにはおじいさんとおばあさん、そしてカバン人達の姿はありませんでした。
そう、この物語は[master-piece]の直営店、MSPC PRODUCT sort OMOTESANDO STOREでショップスタッフを務める彼女が、[master-piece]のカバンを愛するあまりに残業中に見てしまった夢だったのです………。
残念ながらカバン姫は実在しませんでしたが、カバン人達が体を張って表現した[master-piece]のバッグの特徴は、そこらのバッグブランドとは一線を画すもの。
皆さんもMSPC PRODUCT sort OMOTESANDO STOREまで、自分の結婚相手となるカバン人を見つけに行ってみてはいかがでしょうか?