1943年、スウェーデンにて設立された[イケア]。2006年に日本第1号店となるイケア船橋をオープンさせて以来、驚異的なコストパフォーマンスとハイクオリティなデザインで[イケア]の名前は瞬く間に浸透し、今やここ日本でも知らない人はいないといっても過言では無いほど、広く認知される存在となった。
しかし、そんな[イケア]の商品が「デモクラティック・デザイン」という確固たる哲学のもとに生み出されていることは、意外と知られていない。「Form(形)、Function(機能)、Quality(品質)、Sustainablity(環境に配慮した持続可能性)、Price(価格)が一体になってこそ真のデザインである。」というデモクラティック・デザインの概念は商品だけではなく、店舗、アフターサービスなど、[イケア]の生み出す全てのモノに反映されており、実はこの哲学こそが[イケア]が世界中で支持される大きな要因の1つなのだ。
そして、本特集ではそんなデモクラティック・デザインが反映された[イケア]の最新商品から、EYESCREAM.JPと縁の深いクリエイター6名にお気に入りに1品を選んでもらい、各々が考える「イケアのある生活」と共に紹介。この特集を読み終えた後は、この春から新たに登場した新シリーズ"IKEA 365+"のチェックもかねて、ぜひとも近くの[イケア]まで足を運んでみて欲しい。
Photo:Takuya Murata、SATORU KOYAMA(ECOS)、Keiichi Itoh、Text&Edit:Keita Miki