岡山のローカルに触れた1日。Hanes × ANACHRONORMのワークショップをレポート

by Mastered編集部

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岡山の持つ独特の空気感

先述したカウンター精神も然りだが、岡山を拠点にした物づくりにこだわるのは、ANACHRONORMの物作り自体が現地の工場との密接な関係のうえで行わなければ、成り立たないという理由もあるとあるという。

「物づくりを重視するなら、その現場の近くにいて密なコミニケーションを取りながら細かなところを伝えていかなければならないと思っています。物によっては関東でやっていたり岡山だったらデニムだったり、その産地産地のよさを生かしたいと思っていて、だから岡山を拠点にしているというのもあるのかもしれません。これだけメディアが発達している時代なので、どこでやるかではなくそこは物づくりありきで考えていきたいですね」

「あとは岡山って地方だからかもしれませんが、ゆるいんですよね。そのテンポや空気感が、備前焼やデニムなどを筆頭に物づくりをするのにちょうどいい環境なんじゃないかと思います。多分、このイベントもそうですが、都会から来たらなおさらそういうムードを感じるんじゃないんでしょうか」

疲れているときに激しい音楽を聴いて高揚感に浸るのもいいが、深呼吸をして心拍数を下げてくれるようなリラックスできるものに身を委ねるのもまた心地よい。

田主さんとHanesとともに『マチノブンカサイ』で過ごした1日は、まさに最高のヒーリングでゆったりとした時の流れや情景に気持ちが溶け合い、さまざまな感情が交響するようなメロウなものだった。