カニエ・ウェストからスヌープ・ドッグまで。G-SHOCKを愛したスタイルアイコンたち

by Marina Haga

ファッションや音楽、そしてアートのシーンでは、ストリートで起きている“リアル”が影響しあって新たなクリエイションが生まれることがある。
現に、過去に人々を唸らせたストリートを遊び場とする者たちは、自分が身を置くシーンから受け継いだスピリットと、それ以外のシーンから受けるインスピレーションによって、新時代のカルチャーを切り開いてきた。
そういった歴史の中で、G-SHOCK(ジーショック)とアーティストたちに共通していることはストリートであり、“リアル”であるということ。 彼らは湧き出る衝動を何かしらの形でストレートに表現し、専門分野以外のカルチャーを巻き込んで異なるフィールドでも影響を与える存在となっている。
本特集では、G-SHOCKとヒップホップの1つの全盛期とも言える1990年代、そして今のストリートシーンにも影響を与えるニューエイジをフックアップしたスペシャルコラムをお届け。突き抜けた世界観を持つ彼らは、なぜ G-SHOCKに魅了されたのか。

Illustration:Sho Miyata、Text&Edit:Marina Haga

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時計にタフネスという新たな付加価値を加えて1983年にデビューしたG-SHOCK。

G-SHOCKというブランドネームから連想されるのは、Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)やChris Brown(クリス・ブラウン)などをはじめとする、現在の音楽シーンやファッションシーンで特異な存在感を放っているアーティストたちが、プライベートでもさまざまなモデルを所持し、好んで愛用していたということだ。また、クリエーションには、ERIC HAZE(エリック・ヘイズ)や、Dee & Ricky(ディー・アンド・リッキー)など、シーンで影響力を持つクリエイターがコラボレーターとして参加し、ユニークな限定モデルをリリースした。

さらに、ファッションとストリートシーンにおいてグライドしそうな2000年代のアーティストの発掘にも積極的な点にも好感が持てる。最近では『GA-710GB』のリリースに合わせて打ち出した『NO COMPLY』というキャンペーンに、Skepta(スケプタ)の弟分ともいえるグライムのMC、Novelist(ノベリスト)を起用するなど、ユースの感性を取り込んで新たなムーブメントを起こしている。

そんなG-SHOCKの動向を追っていけば、ストリートカルチャーの”今”が見えてくるはず。

G-SHOCKとカルチャーを繋ぐ5人の愛用者

Action Bronson(アクション・ブロンソン)

2012年にデビューしたニューヨーク出身の白人ラッパー。フサフサの髭がトレードマークで、愛嬌のあるビックサイズの風貌も一度見たら忘れられない。元シェフという異色の肩書を持ち、最近ではグルメ番組『F*ck That’s Delicious』でメインキャストを務めラップ以外のフィールドでもマルチに活躍。今夏、久々の新作アルバムも発表予定。若いころから愛用していたというG-SHOCKの魅力を「頑丈そうなルックス」と語っており、タフネスなアクション・ブロンソンのルックスにもベストマッチ。