Illustration:Sho Miyata、Text&Edit:Marina Haga
時計にタフネスという新たな付加価値を加えて1983年にデビューしたG-SHOCK。
G-SHOCKというブランドネームから連想されるのは、Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)やChris Brown(クリス・ブラウン)などをはじめとする、現在の音楽シーンやファッションシーンで特異な存在感を放っているアーティストたちが、プライベートでもさまざまなモデルを所持し、好んで愛用していたということだ。また、クリエーションには、ERIC HAZE(エリック・ヘイズ)や、Dee & Ricky(ディー・アンド・リッキー)など、シーンで影響力を持つクリエイターがコラボレーターとして参加し、ユニークな限定モデルをリリースした。
さらに、ファッションとストリートシーンにおいてグライドしそうな2000年代のアーティストの発掘にも積極的な点にも好感が持てる。最近では『GA-710GB』のリリースに合わせて打ち出した『NO COMPLY』というキャンペーンに、Skepta(スケプタ)の弟分ともいえるグライムのMC、Novelist(ノベリスト)を起用するなど、ユースの感性を取り込んで新たなムーブメントを起こしている。
そんなG-SHOCKの動向を追っていけば、ストリートカルチャーの”今”が見えてくるはず。
G-SHOCKとカルチャーを繋ぐ5人の愛用者
2012年にデビューしたニューヨーク出身の白人ラッパー。フサフサの髭がトレードマークで、愛嬌のあるビックサイズの風貌も一度見たら忘れられない。元シェフという異色の肩書を持ち、最近ではグルメ番組『F*ck That’s Delicious』でメインキャストを務めラップ以外のフィールドでもマルチに活躍。今夏、久々の新作アルバムも発表予定。若いころから愛用していたというG-SHOCKの魅力を「頑丈そうなルックス」と語っており、タフネスなアクション・ブロンソンのルックスにもベストマッチ。