Photo:Shunsuke Imai | Styling:Hisataka Takezaki | Text:Nobuyuki Shigetake | Edit:Atsushi Hasebe
『FUJI ROCK FESTIVAL』のキャンプサイトをはじめ、数多くの野外フェスのキャンプサイトを運営する『キャンプよろず相談所』の一員であり、アウトドア系媒体のライター、編集者でもある河津さんは、GRAMICCIの春夏シーズンの定番アイテムである、耐久撥水機能を持つ『SHELL GEAR SHORTS』をチョイス。
「少しシャリッとした素材感が好みですね。撥水機能もあるので、天候が移り変わりやすい高地での野外フェスでも活躍してくれそうです」
『SHELL GEAR SHORTS』のデザイン面の特徴は、前身頃から後身頃にかけて設けられた大きなポケット。細々とした持ち物が増えてしまいがちなフェスシーンのみならず、街着としても大いに活躍してくれるであろうと期待を寄せる。
「アウトドアで役に立つ機能は、当然街でも活きてくると考えています。ポケットの広さ、アクセスの容易さ以外にも、開脚を考慮した股部分のカッティングや、軽やかな穿き心地。特にこの軽快さは、高温多湿な東京の夏により快適性を実感できそうです」
兼ねてよりGRAMICCIには親しみがあったという河津さん。ファッションアイテムとしてではなく、むしろブランドのルーツでもある、クライミングギアとしての側面に魅力を感じていたという。
「僕自身、ずっとクライミングをやっていたので、GRAMICCIというブランドにはとても愛着があります。クライミングの際にはロング丈のもの、フェスやアウトドアのシーンではショート丈のものを着用するのが良さそうですね。自身が携わっているキャンプインフェスの現場でもGRAMICCIのアイテムを着用している人はよく見かけます。ひとつの風景ですらあると思いますし、これから先もそうあり続けるんだろうな、と思いますね」
ブランドのルーツであるクライミングシーンにおける機能性を残しつつ、現代のライフスタイルに合わせデザインされた、春夏定番のショーツ。前身頃から後身頃にかけて設けた大きなポケットが特徴で、程よいゆとりとスマートさを併せ持つ。耐久撥水機能にも長けており、塩素にも強い素材を採用することで、プールでの着用もOK。また、単色を採用したモデルのほか、ツートーンや総柄のモデルもラインナップされている。
『earth garden』から『FUJI ROCK FESTIVAL』まで、大小さまざまなフェスの運営に携わる葛原信太郎さんは、フリーランスのフェス運営のプロ。また、一方でカルチャーやものづくりを扱うフリーペーパーおよび、ウェブマガジンでは編集長も務めている。
都市における編集者としての活動からキャンプインフェスのようなアウトドアの現場まで、幅広い領域を手がける葛原さんは、フェスの現場でも街でもシームレスに着用できるアイテムが好みだそう。
「GRAMICCIは現場でも街でも昔から穿いています。この『G-SHORTS』はもちろん、別注モノのテック系の素材のものも穿いたりしますが、やはり動きやすいですよね。体を動かす機会の多い、現場の人たちにとても優しいと思いますし、すごく頼りになるな、と感じます」
GRAMICCIの定番アイテムである『G-SHORTS』は豊富なカラーバリエーションも魅力のひとつだが、葛原さんはその中でもブラックをチョイス。
「フェスファッションとはかくあるべき、ということは自分の中にはないのですが、やはり『G-SHORTS』はこのお手頃な価格帯も魅力のひとつだと感じます。構わずに着られるというか、ラフに穿けることはやはり大事なポイントですね」
アクティブシーンからタウンユースまで幅広く活用できる、柔らかい風合いで軽量な特殊ナイロン素材の『PACKABLE UTILITY SHIRTS』については、自らの体験談を踏まえながらこう語ってくれた。
「例えばキャンプインフェスだと、時間帯や天候、エリアによっては肌の露出を避けたくなることも多かったりします。やっぱり、虻とかも出ますから(笑)。そういう時に軽く持ち運べて、さらっと羽織れるこの手のシャツジャケットはとても重宝しますよね」
180度の開脚を可能としたガセットクロッチ、片手で調整できるウェビングベルト&イージーウェストが特徴となった、GRAMICCIの代名詞でもあるオリジナルショーツ。クライマーとしての体験をもとに、クライマーが欲しい機能をすべて具現しているものの、シルエットやディテールを現代のニーズに合わせアップデートが施されている。
最後に登場するのは、先日、徹底したコロナ対策を講じた上で開催し、大盛況のうちに幕を閉じた『FUJI&SUN ’21』のオーガナイザーを務めた井出辰之助さん。
フェス運営におけるモットーは”他がやっていないことをやる”。山に傾倒しているという自身のバックグラウンドが反映された、登山や冒険といったストイックな要素が織り混ざった充実のコンテンツは、まさしく他のフェスとは一線を画す。
『G-SHORTS』については「意外と縁がなかった」と自らを振り返った井出さんだが、初めて足を通してもらった率直な感想を伺うと、
「丈感、太さも好みの感じです。3,000メートルの山を下山した後とかに穿くとちょうど良さそうですね(笑)。疲労した身体で楽な服装に着替えてそのまま温泉に向かう、みたいな。あとは友達のキャンプに合流してチルしている時とかにもぴったりだと思います」
今回着用してもらったのは『G-SHORTS』を大胆にタイダイ柄で染め上げた個性的な1着。普段の洋服選びは街、アウトドア問わず「ついついシンプルで、楽なモノを選びがち」だという井出さんはこう語る。
「たまにはこういうオシャレなやつも穿かないとな、と思いますよね。派手なわりに意外と合わせやすいし、ピースフルな雰囲気のアイテムは野外フェスにもよく映えると思います」
GRAMICCIの代名詞的アイテムである『G-SHORTS』に、夏らしいタイダイ染めを施したシーズンモデル。これ1枚でスタイリングを完成してくれる、抜群の存在感が特徴的。カラーはオレンジベースとブルーベースがラインナップされており、ウィメンズサイズも展開している。
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