— DJも前に出て行くことを求められる時代になって来ましたよね。これから先、どんな野望がありますか?
MARZY:19歳の時、1年間だけアメリカのオレゴン州に留学していたんですけど、海外はまたタイミングがあったら長期で行きたいなと思っています。
— どうしてアメリカの中でオレゴンを選んだんですか?
MARZY:とにかく日本人が少ないところに行こうと思って(笑)。特に何にも無いところで、自然が豊かでしたね。娯楽は少なかったけど、映画館に行ったり、クラブに行って遊んだ思い出があります。海外で言えば、去年、ロンドンに行ったんですけど、色々と衝撃的でしたね。音楽やファッションもそうなんですけど、街全体がカラフルな感じで。
— MARZYさんは外国人ウケが良さそうですよね。
MARZY:そうなんです(笑)。最近はお客さんでも外国人の方が多くて、「お前は本当に日本人なのか?」って良く聞かれます。自分の中にも”黒人になりたい精神”がずっとあるんですよ。
— 日焼けしてるのはそういう理由だったんですか(笑)。
MARZY:アメリカで現地のヒップホップカルチャーに触れて、帰国後に日サロ(日焼けサロン)に通うようになりました。昔はG-DRAGONに憧れて、髪を赤く染めていた時期とかもあったんですけどね(笑)。19歳とか20歳ぐらい。とにかく、G-DRAGONになりたくて。
一同笑
MARZY:でも、黒人に憧れて日サロに通い出したら、完全にスイッチが入っちゃって。ここ5年くらいは今のスタイルを貫いています。
— 冒頭で話していたソウルやディスコを幼い頃に聴いた経験が、年齢を経て表面化してきたのかもしれないですね。
MARZY:潜在的に黒人が好きだったんですかね。でも、これっていうアイコン的な人物は特にいなくて。ヨーロッパの黒人を参考に、完全に見た目から入っていった感じです。
— ラッパーデビューの予定は?
MARZY:ラッパーは周りにたくさんいるので(笑)。クルーの中でも上手く違う色を出せたらなと思っています。現状は、YENTOWNのマスコットキャラクターというか、広告塔的な立ち位置ですかね。
— 黒人に憧れてから、ファッションの好みも変わりましたか?
MARZY:カラフルなものを選ぶことが多くなりましたね。黒肌は色物のノリが良いので(笑)。普通、みんな大人になるとどんどんシンプルになっていくと思うんですが、自分はどんどん派手になっていて。でも、何事も対応力が高い方が重宝されますからね!
— その見た目でお酒を飲まないってのも最高ですよね。
MARZY:めちゃくちゃ飲みそうに見えますよね(笑)。ただヒップホップの人=怖いってイメージは崩したいと思っていて。接しやすさを普段から重視しています。全人類と距離感を詰めていける大人になりたいんです。
— 今回着用してもらったDIESELのアイテムも、カラフルなアイテムが多かったですね。
MARZY:普段自分が着ている洋服と雰囲気も近くて、違和感無く着用できました。昨日、ちょうど日サロ行って焼いてきたので、色のノリも良かったと思います(笑)。