Photo:Yuichi Akagi(eight peace) | Styling:Takayuki Tanaka | Model:MARZY | Text&Edit:Keita Miki
※ミックス音源はこちら!(ストリーミングのみ)
— MARZYさんが音楽を好きになったのはいつ頃からですか?
MARZY:両親が音楽好きだった影響が大きいですね。父親は音楽番組の制作をやっていて、母親はフォークソングを弾き語りで歌っているような人。昔から、我が家の車ではソウルやディスコが普通に流れていました。楽器を教えてもらったのも両親からですし、小さい頃から音楽はずっと身近な存在でした。
— 楽器もやっていたんですね。DJはいつ頃から?
MARZY:18歳くらいからですね。最初はDJとしてかけるのも、自分で聴くのもバンドものが多くて、ロックのイベントに出演することが多かったです。
— 環境的にはバンドマンになっていてもおかしくないですよね。
MARZY:そうですね、なんでだろう……。DJの方が簡単にステージに上がれるからですかね(笑)。大学生の時はバンドもやっていて、ライブハウスで演奏する機会もあったんですが、そこまでバンドにのめり込むようなこともなく……。
— その頃はどんなアーティストが好きだったんですか?
MARZY:メタルやハードコア、あとはメロコアですかね。ベタなところだとMy Chemical Romance、Good Charlotteとか。そこら辺を入り口に、もっとアンダーグラウンドなハードコアやデスメタルに興味を持って、当時はDJの際にもそういう音楽をかけていました。
— そこからどうやってクラブミュージックの方向に?
MARZY:Skrillexの台頭が大きな理由の1つです。彼はもともとバンドを組んでいて、実際にそのバンドを生で見たこともあったんですけど、Skrillexが当時始めたダブステップを聴いて、デスメタルに近い感覚を覚えたんですよね。それから自分のDJでもUKのダブステップを流すようになって、徐々にクラブミュージックに入っていった感じ。
— 既にその時にはDJとして定期的に活動していたんですね。
MARZY:ファッション界隈のイベントにちょこちょこと呼んでもらってました。渋谷のTRUMPROOMとかasiaとか。大学を卒業してからは呼んでもらえるイベントにも幅が出てきて。