— そこからどういった流れでtokyovitaminに加入することになるのでしょう?
Disk Nagataki:tokyovitaminのメンバーと知り合って、連絡先を交換してから、すぐにDJのオファーをくれたんですよね。その後、たまたま自分がVISIONの1フロアをキュレーションする機会をもらって、そこにtokyovitaminを呼んだんです。それを機に一緒に仕事をする回数が増えて、気が付いたらメンバーになってたって感じで。特に「今日からメンバーね」みたいな話も無く、一緒にいる中で自然とクルーに加入していました。
— tokyovitaminに加入してから仕事を辞めて音楽活動に専念し始めたのは、単純に音楽の方が忙しくなってきたからでしょうか?
Disk Nagataki:いや、その頃は音楽で食べていけるほどの収入は無くて。でも、自分が「何をしたいのか」って考えた時、やっぱり音楽をちゃんとやりたいと思って、で、何も作品がないので、まずは集中してたくさん音楽を作りたいって気持ちがあって退職しました。あとは、東京に来てから自分の楽曲をあまり他人に聴かせたことって無かったのですが、tokyovitaminのメンバーに聴かせたら絶賛してくれて。こういう風に自分の音楽を認めてくれる人が傍にいるのなら、音楽を続けられるかなと思えたのが大きかったですね。
— けど、いきなり今日からは音楽でやっていくぞ!って思っても、何から始めれば良いか分からないですよね。
Disk Nagataki:その通りでした(笑)。良く分からなかったので、毎日曲を作っていました。「デモ送って」って急に言われた時に何十曲も送れるようにしておくのが得策かなと考えて。そこから徐々にDJとしても現場に呼んでもらうことも多くなり、週末はクラブでDJをして平日は曲を作るっていう生活に落ち着きました。
— 先ほどtokyovitaminのメンバーに出会うまで、誰にも自分の音源を聴かせたことが無かったと話していましたが、そういう状況で、何がNagatakiさんの制作のモチベーションになっていたのでしょうか?
Disk Nagataki:とにかく色々な角度から様々な方法を試してみて、自分なりのやり方みたいな物を見つけていく作業が楽しくて、それがモチベーションになったのだと思います。それを人に見せた時に驚かれるのも、すごく嬉しかったです。