FUJI ROCK FESTIVAL ’17をまったり振り返る。~フジロック総括 2017 2日目~

by Mastered編集部

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THE LEMON TWIGS(ザ・レモン・ツイグス)

羽賀:同じくTHE AVALANCHESの最後の曲で抜けて、THE LEMON TWIGSへ向かいました。ラストは代表曲の“Since I Left You”だったので後ろ髪を引かれる思いだったのですが、THE LEMON TWIGSを前の方で見たかったので。Death Gripsに行くか迷ったんですけどね。

長谷部:THE LEMON TWIGS、すごく楽しみにしてたんだけど…。レッドマーキーに入って、めっちゃ寒いなと思って確認したら、着てたハイベントの2レイヤーのアウターが浸透しちゃってて、完全にインナーまでビショビショで。このままだと風邪をひくって思って、最初の数曲だけ見て着替えにテントに戻っちゃった。

羽賀:私は結構前の方で見ていたんですが、正直こんなに演奏が上手いバンドだとは思っていなかったので、驚きました。楽器の担当が固定されてなくて、サポートメンバーも入れて4人でローテーションしていくんですけど、歌もみんな上手いんですよ。ハイキックしたり、ギターを弾きながらジャンプしたり、往年のロックスターみたいなパフォーマンスも良かったですね。80年代に影響されている若手バンドはよく見るのですが、QUEENとかBEATLESとかを彷彿させる60年代とか70年代の正統派ロックみたいなことを10代でやっているのは、すごく新鮮でした。

長谷部:端的に言えば古臭い感じだよね。でも、その古臭いロックをあくまでもオシャレにやるというが、ある意味、今っぽい。

羽賀:どんな音楽を聞いて育ったのか、気になりますよね。

三木:僕はオカレモンのことを思い出しながら、ホテルのお風呂につかっていた頃かと思います。

TEMPLES(テンプルズ)

三木:そのあとはどこに行ったの?

羽賀:レッドマーキーのTEMPLESですね。過去に何度か見ているんですが、なんか中毒性があるバンドですよね。TAME IMPALAとかもそうですが幻想的なサイケは気持ち良いです。そしたら「オザケンでホワイトに入場規制がかかった」って情報がLINEで回ってきて、私はオザケンの後のLCD SOUNDSYSTEMをどうしても前の方で見たかったので、泣く泣くTEMPLESを抜けてホワイトへ向かいました。

長谷部:おれは一回テントに戻って、もう1枚持ってきた3レイヤーのGORE-TEX®のパーカに着替えたよ。少し古いから不安だったんだけど、CORNELIUSを見たかったから仕方なくそれを着てグリーンに向かった。